第97回全国高等学校ラグビーフットボール大会

2回戦 石見智翠館、強豪を撃破 常翔学園に43-33 日本航空石川と元日対戦 /島根

 第97回全国高校ラグビーフットボール大会(毎日新聞社、日本ラグビー協会など主催)は30日、東大阪市花園ラグビー場で、県代表の石見智翠館が2回戦で常翔学園(大阪)と対戦した。優勝5回の強豪相手に一進一退の攻防だったが、試合終盤に同点から2トライを決め、43-33で振り切った。3回戦は来年1月1日午後1時20分から、同じBシードの日本航空石川(石川)と対戦する。【長宗拓弥】

 石見智翠館は前半1分に先制トライを奪ったが、すぐにトライを返され、目まぐるしい攻防を繰り広げた。前半は12点差と試合を優位に進めたが後半19、21分には初めて常翔学園に連続トライを許し、同点に追いつかれた。

 この嫌な流れをフォワード陣のパワーで断ち切った。後半24分、5メートル左中間ラックからモールを形成。NO8斎藤龍夜主将(3年)がインゴールに飛び込んだ。同27分には、またもモールから、斎藤主将が勝利を決定付けるトライを挙げた。

 スタンドから見守った祖母、上野政子さん(59)は「最高です。やっと落ち着いて見られる」と誇らしげに孫を見つめた。斎藤主将はこの日、4トライの活躍。試合後に斎藤主将は「力のあるフォワードの強みを生かし、みんなで取ったトライだ」と胸を張った。

 最後まで相手のスピードに苦しめられたが、ラインアウトやスクラムなどセットプレーの安定感が光った。強力フォワードによるダメ押しのトライでゲームを制した。

 2トライを決めたWTB林隆広選手(3年)は「フォワードがスペースを作ってくれたから。次はバックスの展開でトライを取り切りたい」と力を込めた。

ライバルの分背負い戦う FB・川瀬諒太選手(3年)

 石見智翠館のFB川瀬諒太選手(3年)は、常翔学園のSO高桑基生主将(同)と、中学時代に大阪の選抜チームで一緒にプレーした。

 来春の進学先は同じ関西大学(大阪)で、2人はラグビー部に入る。試合前、川瀬選手は「ここで負けたら大学4年間ずっと言われる。負けられない」と意気込んだ。

 この日、2人は先発出場し、川瀬選手は司令塔としてチームをまとめ、高桑主将は後半に1トライを決める活躍を見せた。ノーサイド後、「ありがとう」と言葉を交わして握手したという。

 川瀬選手は「大学でライバルとして高め合いたい。花園では、あいつや常翔の分も背負って戦いたい」と望んだ。【長宗拓弥】

 ▽2回戦

常翔学園 反6

 2 2 0 0 14 3 2 0 0 19 33

 T G P D  前 T G P D  後  計

 4 3 0 0 26 3 1 0 0 17 43

石見智翠館 反5

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記事(提供:毎日新聞/2017/12/31 13:29)

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