第97回全国高等学校ラグビーフットボール大会

2回戦 大阪桐蔭、圧倒の9トライ 常翔学園、粘りあと一歩 東海大仰星、足で相手を翻弄 /大阪

 第97回全国高校ラグビーフットボール大会(毎日新聞社、日本ラグビーフットボール協会、全国高体連など主催)は30日、2回戦があった。大阪桐蔭は57-14で日川(山梨)を降し、東海大仰星は57-12で熊本西(熊本)に快勝。常翔学園は激しく競り合ったが、33-43で石見智翠館(島根)に敗れた。3回戦は1日にあり、大阪桐蔭は目黒学院(東京第1)と午後1時20分から第1グラウンドで、東海大仰星は秋田工(秋田)と午前11時55分から第3グラウンドで対戦する。【加藤佑輔、礒野健一、中村紬葵】

大阪桐蔭 57 33-7 14 日川

        24-7

 大阪桐蔭が前半から相手を圧倒した。4分に敵陣10メートル右中間ラックから右へ展開し、最後はWTB宮宗翔選手(3年)が先制トライ。すぐ同点とされたが、9分にハーフラインからのキックでつないだボールをフッカー中川魁選手(2年)が中央左へトライし勝ち越し。勢いをつけ、前半だけで計5トライを奪い、リードを広げた。中川選手は「前が見えたので飛び込んだ」と笑顔で振り返った。

 順調な戦いぶりに、左ロック花村夏輝選手(3年)の母美鈴さん(36)は「みんないい動き。もっともっとトライが見たい」と応援。花園初観戦という中等部3年の新井麻友さん(15)は「体がぶつかる迫力がすごい。優勝目指して頑張って」と手をたたいた。

 後半にも4トライを挙げた。上山黎哉主将(3年)は「今日は試合前から動きがよかった。次もしっかり準備したい」と気を引き締めていた。

石見智翠館  43 26-14 33 常翔学園

          17-19

 常翔学園は、先制された直後の前半6分、左中間ラックから右に展開し、NO8石田吉平選手(2年)が右中間にトライ。スタンドで母祐佳さん(53)は「拮抗(きっこう)しているので、ドキドキする」と緊張した面持ちでグラウンドを見つめた。

 その後逆転され、12点差を追う後半2分、SO高桑基生主将(3年)がトライ。互いにトライを奪い合い、同21分には石田選手のトライで常翔学園がついに追いついた。スタンドはわき上がった。

 しかし、試合終了間際にトライを2本決められた。

 「勝てなくてごめん」。奥野翔太選手(3年)は、試合に出た選手が泣きながら声を掛けるのを迎えた。府予選まで主将を務めたが、決勝で右足首を痛め、高桑選手に主将を譲っていた。後輩に対し「自分たちがどれだけ頑張れるかが大事。監督を信じて練習してほしい」とエールを送った。

東海大仰星 57 31-7 12 熊本西

         26-5

 東海大仰星は前半開始早々、自陣のラックから右に展開し、WTB河瀬諒介選手(3年)へ。50メートル6秒の俊足を生かして相手選手を次々と抜き去り、先制トライを決めた。前半20、25分にも前に空いたスペースに走り込み、トライを奪う活躍。

 スタンドでは、父で元ラグビー日本代表FWの泰治さん(58)が「昔から足が速かった。持ち味を存分に発揮してくれている」と笑顔を見せた。

 後半は、プロップ浅井海翔選手(2年)らのゲームメークが光った。強力なキックと素早いパスで相手を翻弄(ほんろう)。WTB西村高雅選手(3年)らがトライを重ねた。

 西村選手は太りにくい体質に悩んでいたといい、母康子さん(49)が高たんぱくの食事を学び、入学時から17キロ増の74キロで花園へ。康子さんは「2年前とは見違えるような力強いプレーができるようになった」と、次の試合の活躍も期待していた。

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記事(提供:毎日新聞/2017/12/31 13:15)

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