第97回全国高等学校ラグビーフットボール大会

2回戦 京都成章、快勝発進 岩手・黒沢尻工に54-0 /京都

 東大阪市花園ラグビー場で開かれている第97回全国高校ラグビーフットボール大会(毎日新聞社など主催)は大会第3日の30日、府代表でAシードの京都成章が初戦となる黒沢尻工(岩手)との2回戦に臨み、54-0で勝利した。序盤は相手の粘り強いディフェンスに苦戦したが、徐々にペースをつかむと合計8トライを奪い、応援席からは「さすがAシード」の声も聞かれた。3回戦は1月1日午前10時半から第1グラウンドで、流経大柏(千葉)と対戦する。【礒野健一】

 「笑顔でエンジョイラグビー」が京都成章のモットー。試合前の円陣で、湯浅泰正監督(53)は「思い切り楽しんでこい」と言って選手を送り出した。

 前半1分、敵陣5メートル右ラックから左に展開し、最後はフッカー相根大和選手(3年)が右中間にトライ。これで初戦の緊張がほぐれるかと思ったが、相手FWが早いアタックで攻撃のすきを与えず、しばらくは自陣でのプレーが続いた。

 流れが変わったのは15分。敵陣15メートルのスクラムから右につなぎ、WTB堀田礼恩選手(3年)が右隅にトライすると、ようやくディフェンスも相手攻撃の出だしを抑えるようになり、敵陣での攻撃時間が長くなった。前半終了間際には敵陣20メートルの右中間ラックから左にボールを回し、プロップ龍田恭佑選手(3年)が約20メートルを走り、ポールに左肩をぶつけながらトライ。夏に左膝を痛めた龍田選手は約7カ月ぶりの公式戦出場で、「トライに慣れてなくてすいません」とはにかんだ。母裕子さん(50)は「泣いても笑っても最後の大会。一生懸命頑張って」と声援を送った。

 後半に入ると、左右に大きく展開するラグビーも随所に見られるようになりトライを重ねた。ゴールキックを担当した押川敦治主将(3年)は、8本中7本を成功させ点差を広げた。押川主将の母潤子さん(53)は「ベンチメンバーだけでなく、スタンドの部員も含めた皆の気持ちを背負ってプレーしているはず」と目を細めた。

 8トライを奪い、無失点で終えた初戦だったが、試合後の選手たちに浮かれた様子はない。押川主将は「まだまだ足りない部分は多い」と気を引き締め、次戦を見据えた。

〔京都版〕

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記事(提供:毎日新聞/2017/12/31 14:07)

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