第97回全国高等学校ラグビーフットボール大会

目黒学院、逃げ切る /東京

 大阪府の東大阪市花園ラグビー場で開かれている第97回全国高校ラグビーフットボール大会(毎日新聞社、日本ラグビー協会など主催)は30日、2回戦があり、共にシード校の都勢2校が初戦に臨んだ。第1地区代表の目黒学院は長崎南山(長崎)に26-20で、第2地区代表の国学院久我山は国学院栃木(栃木)に48-14で勝利した。3回戦は1月1日に行われ、目黒学院は大阪桐蔭(大阪第1)、国学院久我山は佐賀工(佐賀)と対戦する。【金森崇之、澤俊太郎】

 目黒学院は堅強な守りの長崎南山に対し、「コンタクトで相手を圧倒する」(FB高橋達也主将)とFWを起点に力強く攻め立てた。

 前半2分、右中間ラックからチーム最重量のナンバー8ハラシリ・シオネ選手(3年)が「自分が決めて流れを引き寄せる」と持ち前のフィジカルの強さを発揮。相手にしがみつかれながらも先制トライを決めた。同11分にペナルティーゴールを許した直後、ラインアウトからモールでゴール前に迫り、再び飛び出したハラシリ選手がディフェンスをはねのけトライを決めて突き放す。その後、1トライを許したものの、終了間際に右中間ラックからハラシリ選手が自身3本目となるトライを決め、点差を広げて折り返した。

 後半は守りからリズムを作る相手のペースで、2連続トライなどで一気に1点差まで詰め寄られた。しかし後半27分、ゴール前5メートルからPR岩上龍選手(2年)が「ディフェンスの下が空いていて突っ込んだ」とトライをねじ込み、最後は逃げ切った。

 竹内圭介監督は「初戦を突破できてホッとした。選手たちは少し硬かったが、よく頑張ってくれた」とねぎらった。

国学院久我山は圧倒

 国学院久我山が「兄弟校」対決を制した。序盤はモールで押す国学院栃木に対し、久我山は素早いボール回しで対抗。一進一退の攻防に。しかし前半8分、久我山は持ち味の「グラウンドを広く使ってボールを動かす」攻めで最後はWTB衣笠竜世選手(3年)がトライ。直後に逆転を許すが、ナンバー8大石康太主将(3年)は「自分たちがミスしなければ怖くない」と落ち着いていた。15分、相手ゴール前のラックから大石主将のトライで逆転に成功。更に3トライで突き放した。

 後半は、ボールを回し始めた栃木に押し込まれる時間帯も増えたが、バックス陣が奮起した。後半15分、自陣ゴール前10メートルで大石主将がボールを奪い、パスを受けたSO中楠一期選手(2年)が密集を突破。ハーフウエーライン付近でボールを託された衣笠選手が独走して右隅にトライを決め、勝利を決定づけた。

 花園で初対戦となった両校の監督は、第59回大会で久我山が準優勝した時に3年生だった同級生同士。栃木の吉岡肇監督から「後は頼んだ」とエールを送られ、久我山の土屋謙太郎監督は「重いですね。次戦はもっとボールを動かして勝ちたい」と力を込めた。

長崎南山 反8

 1 0 1 0  8 2 1 0 0 12 20

 T G P D  前 T G P D  後  計

 3 3 0 0 21 1 0 0 0  5 26

目黒学院 反8

国学院栃木 反3

 1 1 0 0  7 1 1 0 0  7 14

 5 3 0 0 31 3 1 0 0 17 48

国学院久我山 反7

〔都内版〕

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記事(提供:毎日新聞/2017/12/31 2:01)

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