第97回全国高等学校ラグビーフットボール大会

耐え抜いて昌平 身長不利を走力で克服

全国高校ラグビー(28日)

 ○昌平26-22八幡工●

 残り5分、昌平のリードはわずか4点。逆転を狙い、ボールを左右に振って仕掛ける八幡工に複数で対応し、キックも押さえ込んだ。最後は途中出場のSH吉尾が蹴り出し、ノーサイドを迎えた。

 耐え抜いて手にした白星だ。後半19分、防御線を八幡工のバックスに破られた。6分後にもFWとバックスの継ぎ目を突かれ、18点あったリードがみるみる縮まった。SH杉山は「疲労で足が止まっていた。パスミスも多かった」と振り返る。

 FWの平均身長が170センチに満たない不利を補うため、夏合宿では練習場まで4キロの道のりを何度も走り込んだ。県予選決勝で強豪の深谷を運動量で圧倒したチームにとっても、初めて全国の舞台で戦う消耗と緊張は想像以上だった。

 ただ、密集での強さは見劣りしない。前半終了間際はゴール前に何度も迫られながら体を張ってはね返した。NO8ウェストブルックは「内を抜かれないことを意識し防御した」と力を込める。バックスの決定力も光った。

 国学院栃木のコーチから着任し、強化に取り組んで今季で10年目の御代田(みよた)監督は「かつて深谷に100点取られたチームが花園に来て勝った。今度は日本一の相手にどれだけ戦えるか」。2連覇を狙う東福岡との次戦を見据えた。【大谷津統一】

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記事(提供:毎日新聞/2017/12/28 21:31)

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