第97回全国高等学校ラグビーフットボール大会

土佐塾45-10中標津 舞え、土佐塾2勝目 軽量FW、ステップ身上

第2日(28日・東大阪市花園ラグビー場)

中標津(北北海道) 反2

 1 0 0 0  5 1 0 0 0  5 10

 T G P D  前 T G P D  後  計

 4 3 0 0 26 3 2 0 0 19 45

土佐塾(高知) 反2

 ▽主審=稲場義史

 ◆ノーサイド

19大会ぶり

 試合後、土佐塾の西村監督は声を詰まらせながら選手に語りかけた。「お前たちが歴史を変えた」。同校にとって第78回以来の2勝目は、高知県勢の大会最多を更新する45得点での快勝だ。

 平均体重で中標津より約10キロ軽いFW陣の意識は徹底されていた。タックルを体の芯に食らわないよう、ステップを踏みながらかわし気味に当たる。身長165センチ、体重73キロのNO8浜口は「僕たちより重いチームばかり。当たり方は自然と身についた」と話す。

 その成果を存分に発揮し、FWがフィールド中央で前進。中標津の外の防御が手薄になったところをSO松原が見逃さずにボールを回し、計7トライはいずれもバックスが決めた。2トライのFB田中は「FWが相手を引きつけてくれたおかげ」と会心の表情だった。

 久々の勝利の感想を報道陣から問われた主将のフランカー吉松は「正直、ピンとこない」と笑った。初白星を挙げた当時は生まれていなかった選手たちが、ラグビーは体重や当たりの強さだけの勝負ではないことを体現し、19大会ぶりの歓喜を呼び込んだ。【梶原遊】

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記事(提供:毎日新聞/2017/12/29 16:29)

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