第97回全国高等学校ラグビーフットボール大会

1回戦 和工、悔いなし全力 14-22、郡山北工に惜敗 /和歌山

 第97回全国高校ラグビーフットボール大会(毎日新聞社、日本ラグビー協会、全国高体連など主催)に出場している和歌山工は大会第2日の28日、福島県代表の郡山北工と対戦し、14-22で惜敗した。BKが突破力を発揮して前半リードで折り返したが、相手の粘り強い攻撃を前に一歩及ばなかった。【木原真希】

 試合は序盤から白熱した展開となった。開始早々、先制を許したが、選手はすぐに集まり「しっかり止めていこう」と確認した。

 気持ちの切り替えが好プレーにつながる。前半18分、ゴール前7メートルのラックでCTB斉藤歩夢選手(3年)がパスを受け、複数の相手選手を振り切り同点トライ。ナンバー8和田京選手(3年)がゴールを決め勝ち越した。数百人が駆けつけた和工スタンドも「いけいけ和工、押せ押せ和工」と盛り上がる。

 声援に後押しされるように、24分にはゴール前30メートルのラックからCTB河波風太選手(3年)が抜け出し、中央にトライ。ゴール成功でリードを広げ、前半を折り返した。

 後半は主導権を握れず、苦戦した。粘り強い相手の攻撃を防ぎきれず2トライを許す。控え選手からも「FW!FW!」と声が飛ぶが、反撃はならずノーサイドの笛が鳴った。

 試合後、松田武主将(3年)は「力を緩めず、走り回ったが及ばなかった。後輩には悔しさを忘れないでほしい」と声を詰まらせた。

前監督に報告

 ○…和歌山工は、9月に43歳で亡くなった浜口博行前監督の遺影を、ベンチに控える森本里菜選手(3年)が携えて臨んだ。浜口さんが亡くなり、気を落とす選手も少なからずいたが、松田武主将らが「楽しくやらなければ結果もついてこない」と仲間を鼓舞。この日、吉報は届けられなかったが、「力を出し切った」と胸を張って報告した。

突破力、自信のトライ 河波風太選手(3年)

 前半24分、ボールを奪うと、2人の相手選手を巧みにかわしてトライ。リードを広げ、岡本尚也監督も「期待された場面できっちり決めた」とたたえた。

 小2からラグビースクールでプレーし「県内で一番強い」と和歌山工に選んだ。

 突破力を見込まれ、BKの中心選手になったが、これまでは相手タックルをかわそうとスピードを緩めて向かっていた。岡本監督から「思いきって当たっていけ」とアドバイスされ、恐怖心を克服してスピードを保って相手を突破するよう心がけた。努力はこの日のトライに結実した。

 目標とした県勢初の3回戦進出はならなかった。「この悔しさは大学ラグビーで晴らしたい」と新たなステージでの活躍を誓った。

 ▽1回戦

和歌山工 反6

  2 2 0 0 14 0 0 0 0  0 14

  T G P D  前 T G P D  後  計

  2 0 0 0 10 2 1 0 0 12 22

郡山北工 反7

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記事(提供:毎日新聞/2017/12/29 15:42)

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