第97回全国高等学校ラグビーフットボール大会

朝明、強力FWに屈す 大分舞鶴に7-57 3年ぶり初戦敗退 /三重

 第97回全国高校ラグビーフットボール大会(毎日新聞社など主催)は28日、東大阪市花園ラグビー場で1回戦があり、6年連続8回目出場の県代表の朝明(四日市市)は大分舞鶴に7-57で敗れた。

 大分舞鶴の強力FWに押し込まれ、9トライを奪われた。後半にCTB梶島丈拳(3年)のトライで一矢報いたが、3年連続の初戦突破はならなかった。【森田采花】

朝明後半に一矢

 大分舞鶴は前半3分、ゴール前でモールを押し込み、朝明が故意に崩したため、ペナルティートライとなり、先制した。大分舞鶴は同15分にもモールを押し込んでトライ。強力FWで優位に試合を進め、前半だけで5トライを重ねた。

 朝明は後半11分、連続攻撃からCTB梶島が中央に持ち込み、1トライを返した。だが、その後も大分舞鶴に接点でボールを奪われるなど圧倒された。懸命のタックルも及ばず、50点の大差となった。

「心の中でガッツポーズ」 朝明CTB 梶島丈拳(3年)

 無得点のまま後半に入った。CTB梶島丈拳(3年)は「0点で花園を終えるわけにはいかない。何とかしなければいけない」と、反撃のチャンスをうかがっていた。11分、その時が訪れた。

 「いけ、梶島!」。連続攻撃で敵陣深く入ると、仲間の声と共にパスが回ってきた。持ち前のステップワークで相手の防御をずらし、中央にトライを決めた。「心の中でガッツポーズ」すると、防戦一方でストレスがたまっていた応援席から大歓声が降り注いだ。

 京都市生まれ。名門・伏見工ラグビー部OBの父浩三さんに続き、楕円(だえん)球の道へ。一度は京都の高校のラグビー部に入ったが「人数が少なくて面白くなかった。このままでは花園に行けない」と1年の途中で中退した。友人が通い、花園の常連校の朝明へ転入した。

 「やりたかったラグビーが朝明にはあった」という。練習環境も充実し、部員も多い朝明で足腰強化など鍛錬を積んだ。「花園に行きたい一心で学校まで変えた。その情熱は仲間にも伝わった」と保地直人監督は語る。

 集大成の年に一矢報いるトライを決めたが、流れは変えられなかった。それでも「朝明でラグビーができたことは人生の宝物」。晴れやかな表情でそう言った。【森田采花】

朝明 反4

 0 0 0 0  0 1 1 0 0  7  7

 T G P D  前 T G P D  後  計

 5 3 0 0 31 4 3 0 0 26 57

大分舞鶴 反2

〔三重版〕

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記事(提供:毎日新聞/2017/12/29 12:20)

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