第97回全国高等学校ラグビーフットボール大会

1回戦 仙台育英、善戦及ばず 強豪相手に懸命なプレー /宮城

 大阪府の東大阪市花園ラグビー場で開かれている第97回全国高校ラグビーフットボール大会(毎日新聞社、日本ラグビー協会など主催)で、県代表の仙台育英は28日、初戦で常翔学園(大阪第3代表)と対戦。育英フィフティーンは懸命なプレーを見せたが、15-61で敗退した。【竹田直人】

 ▽1回戦

仙台育英 反7

2 1 1 0 15 0 0 0 0  0 15

T G P D  前 T G P D  後  計

4 4 0 0 28 5 4 0 0 33 61

常翔学園(大阪) 反5

 初戦の相手は全国制覇5回の名門・常翔学園。仙台育英フィフティーンは気後れせずにビッグタックルを連発し、全国有数の強豪に必死で食らいついた。

 前半5分に相手WTBに独走トライを許して先制されたが、すぐにFB千葉真之亮選手(3年)がトライを奪い返す。CTBの大森寛治主将(3年)は「千葉のあのトライで、常翔とも十分渡り合えると感じられた」と振り返る。

 同15分と同21分に連続トライを奪われ、常翔学園に流れが傾きかけたが、仙台育英も諦めずに出足の速いディフェンスを続け、逆転の機会を待つ。

 同23分、フランカーの長利慶太選手(3年)が相手のパスをインターセプトし、ボールを受け取った千葉選手が再び独走、反撃のトライを挙げる。同28分には大森主将がペナルティーキックを確実に決め、前半を15-28で折り返す。

 しかし後半は常翔学園が攻勢を強め、仙台育英は防戦一方に。全員が低いタックルを繰り返したが、及ばなかった。

攻守、最後までフル回転 千葉真之亮選手 仙台育英(3年)

 唯一、高校日本代表候補に選ばれているチームの核。50メートルを6秒で走る快足と、ラグビー歴12年のスキルを併せ持つ。

 前半5分、相手の俊足WTBに50メートル以上の独走トライを許した。「もう二度とあの選手を走らせない」と心に誓った。約5分後、再びそのWTBにボールが渡り、同じような場面を迎えた。ボールを蹴ろうとした相手に即座に体が反応、覆いかぶさるように体をぶつけてボールを奪うと、そのまま独走。チームを勢いづける会心のトライとなり、「よっしゃー!」とほえた。

 相手の猛攻が続いた後半は、ゴールラインを死守する“最後の砦(とりで)”として奔走。攻めに守りにフル回転した結果、試合終盤には脚がつったような状態になったが、最後までフィールドに立って味方を鼓舞し続けた。

 持てる力の全てを出し切り、強豪相手に確かな爪痕を残すことができた。その戦いに悔いはない。「高校ラグビー最後の日に一流チームとの試合を経験できた。将来に生きるはず」。笑顔で花園を後にした。【竹田直人】

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記事(提供:毎日新聞/2017/12/29 12:49)

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