第97回全国高等学校ラグビーフットボール大会

国学院栃木、後半本領 モールに自信

全国高校ラグビー(27日)

 ○国学院栃木24-15高鍋●

 「FW、起きろ!」。国学院栃木の吉岡監督がベンチ前から大声を出した。後半10分、フッカー照内が突進し、相手陣ゴール前でモールを形成した。体重120キロの1年生プロップ藤倉らFW、バックスが次々と加わり、11人で押した。「自分が立たなければ勝てないと思って戦った」と藤倉。圧力で高鍋を崩し、コラプシングの反則による認定トライで7点差を追いついた。

 直後にPGを許して勝ち越されたが、モールに自信を深めた国学院栃木は慌てない。平均体重で約12キロ重いFW陣が押し、バックスがサイドを突く手堅い攻めで2トライを挙げ、逆転で接戦をものにした。

 前半は強風の影響からボールが手に付かず、バックスの展開力で勝負する高鍋の攻撃に対処できなかった。照内は「相手は防御も強く、リズムが崩れてしまった」と言う。5-12で折り返し、後半に入ってようやく本領を発揮した。

 2回戦では、5度の優勝を誇る系列校の国学院久我山(東京第2)と初めて花園で対戦する。相手は吉岡監督にとって母校であり、指揮を執る土屋監督は高校時代の同期でもある。「23度目の花園で、ついに夢の一つがかなった」と吉岡監督。苦しみながら初戦を突破し、次は兄貴分との大一番だ。【大谷津統一】

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記事(提供:毎日新聞/2017/12/27 21:07)

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