第97回全国高等学校ラグビーフットボール大会

花園へ高み目指し 松山聖陵、あす茨城・茗渓学園と初戦 /愛媛

 第97回全国高校ラグビーフットボール大会(毎日新聞社、日本ラグビーフットボール協会、全国高校体育連盟など主催)が27日、東大阪市の花園ラグビー場で開幕する。県代表の松山聖陵(2大会連続3回目)は、大会第2日の28日午後2時、茗渓学園(茨城)と対戦する。茗渓学園は6大会連続23回目の出場で、全国優勝の経験もある実力校。「前回大会のベスト16を超える」と松山聖陵フィフティーンは闘志を燃やしている。【中川祐一】

 「新しい歴史を作りたい」。開幕1週間前の20日、松山市久万ノ台の松山聖陵グラウンドで渡辺悠太監督(29)は力強く語った。昨年は39大会ぶりに花園に出場し、県勢として26大会ぶりのベスト16入り。渡辺監督は昨年をスタートラインと位置づけ、「もっと高みを目指したい」と上を見据える。

 チームの武器は、95キロの橋本竜河選手(3年)や85キロの米井翔啓選手(2年)を中心とする強力FW。学校横の急な坂を駆け上るトレーニングや、FW8人で約20人の部員をモールで押し込む練習を積んできた。11月にあった県予選の決勝では、平均体重で約5キロ及ばない松山聖陵FWが、逆に新田を圧倒。序盤から徹底的にモールで押し込み、自分たちがボールを持つ時間を増やすことで相手の強みを封じてみせた。

 バックス(BK)の中心は浜田桂右選手(3年)と小島優人選手(同)。共に県予選の決勝で2トライを挙げるなど勝負強さを見せた。特に浜田選手は緩急を付けた走りが持ち味で、渡辺監督も「あれはなかなか止められない」と太鼓判を押す。

 チームは県予選で駒を進めるごとにまとまってきた。決勝前は寮で夜の11時ごろまでミーティングを重ね、新田を徹底的に分析。FW戦で優位に立ち、守備のギャップを突くという作戦通りの試合運びに谷脇秀志主将(3年)は「決勝が一番まとまりがあり、やっていて本当に楽しかった」と振り返る。

 「花園での経験はラグビーに、そして人生に対する自信をもたらす」と話す渡辺監督。東海大仰星(大阪)のBKとして全国制覇を成し遂げた自身の経験から来る言葉だ。「選手たちにも同じ経験をさせたい」という思いで日々指導にあたる。初戦の茗渓学園には今年の夏にあった7人制の全国大会で敗れているが、渡辺監督は「下馬評を覆すようなおもしろい試合をしたい」、谷脇主将は「『愛媛と言えば聖陵』と言われるような伝統を作りたい」と意気込んでいる。

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記事(提供:毎日新聞/2017/12/27 15:44)

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