第97回全国高等学校ラグビーフットボール大会

重圧背負い着々成長 京都成章、闘志満々 「決勝の舞台、どこよりも経験」 30日初戦 /京都

 27日に東大阪市花園ラグビー場で開幕する第97回全国高校ラグビーフットボール大会(毎日新聞社、日本ラグビーフットボール協会、全国高体連など主催)で、府代表の京都成章(4年連続10回目)は3チームしかないAシード校に初めて選ばれた。選手たちは「重圧もあるが、強豪と認められたのはうれしい」と、悲願の初優勝に向け更なるレベルアップに励んでいる。【礒野健一】

 今年は4月の全国選抜ラグビーと7月の7人制ラグビー全国大会で準優勝。10月のえひめ国体でも、京都成章の選手を中心に構成した少年男子府代表チームが準優勝し、それらの実績が評価されAシードになった。湯浅泰正監督(53)は「決勝の舞台はどこよりも経験してきた。あとはもう一つ勝つだけ」と力を込める。

 伝統の強力FW陣とバックスが一体となり、大きく展開するラグビーが今年も特徴だ。キーマンとなるのが、夏まではバックスだった190センチの長身ロック山本秀選手(3年)。高校日本代表候補合宿にもバックスとして招集されていた山本選手を、FWにすることで機動力が加わり、戦略の幅が大きく広がった。湯浅監督は山本選手に「気持ちはバックスのままでいい。ぶつかって相手を止めるのでなく、ステップを踏みパスを回し相手を抜く、FWらしくないFWになれ」と指示。山本選手も「自分で考えながら、今までにないプレーで相手を出し抜くのは楽しい」とやりがいを感じている。

 開幕を10日後に控えた17日、同じ出場校の常翔学園(大阪第3)と大会前最後の練習試合に臨んだ。うまく相手の裏をついて突破する場面もあれば、逆にサイドを抜かれる場面も見られた。

 府予選決勝で右足首を捻挫し、久しぶりにフル出場したWTB笹岡海斗選手(3年)は「パスを受け損なうなど、思っていた以上にキレがなかった。花園までには万全に戻す」と気を引き締める。押川敦治主将(3年)は「いろいろ試しながらで課題も多く見つかった。今のままでは優勝は遠いが、まだまだ僕らは成長過程。花園で戦いながら成章ラグビーを完成させる」と力強く語った。

 京都成章は2回戦から登場し、大会第3日の30日午後3時15分から第3グラウンドで、山口(山口)-黒沢尻工(岩手)の勝者と対戦する。

〔京都版〕

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記事(提供:毎日新聞/2017/12/27 15:23)

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