第97回全国高等学校ラグビーフットボール大会

あす初戦 倉吉東「考える力」で勝利を 練習、量より質重視 /鳥取

 第97回全国高校ラグビーフットボール大会(毎日新聞社など主催)が27日、東大阪市花園ラグビー場で開幕する。県代表の倉吉東(6年ぶり11回目)は県内有数の進学校で、勉強時間も確保したい選手は、練習の質を重視。実際の試合を想定して瞬時に最適なプレーを判断する「考える力」を養い、花園での活躍を誓っている。【阿部絢美】

 全日制の生徒の約9割が大学へ進学する同校。ラグビー部も受験を控えた3年生は、夏休みに一時「休部」扱いになった。花園に向けてチームが再結成されたのは9月初旬。だが授業後には補習授業などもあり、練習は週2、3回に限られる。

 そこで岩野竜二監督(44)は、試合を想定した練習にこだわった。グラウンドでは相手が意のままに動くわけはなく、選手は指示を待つ暇はない。「動きながら考えられる力こそ重要だ」と、岩野監督は力を込める。

 今月3日にあった地元社会人チームとの合同練習でもしきりにプレーを止め、「なんでこの動きをしたんだ」と選手に考えさせた。どこでタックルを仕掛けるのか、どうやって守備が整っている陣地に追い込むのか。練習を見守っていたメンバーにも「今の流れの問題点はどこだ」「どんな声をかけるべきか」と問いかけ続けた。

 選手も自主的に昼休みに集まり、強豪校やトップリーグのチームのビデオで研究。登録メンバー19人は平均身長約172センチ、体重約69キロと小柄なため、突破を防ぐ低い姿勢でのタックルや、相手との接触を避けるようなグラウンドを広く使ったパス展開に勝機を見つけようとしている。山名泰生主将(3年)は「常に自分たちで課題を解決しなければならないが、練習の密度の濃さは強豪にも負けない」。竹歳英正副主将(3年)も「練習時間の少なさは関係ない。どれだけ考えてきたかが大切」と強気だ。

 初戦の相手は千葉代表の流経大柏(23年連続25回目)で、27日正午から第2グラウンドで戦う。山名主将は「体格の大きい相手だが臆せず、自分たちのスタイルを貫いて勝利したい」と誓っている。

監督 岩野竜二

FW 竹歳英正 (3) 178 86

〃  横河理来 (3) 168 75

〃  山根広大 (3) 162 75

〃  川本健太郎(1) 178 71

〃  種子尚幸 (3) 175 75

〃  永江重彦 (2) 174 63

〃  川部翔太 (1) 170 63

〃  酒井康生 (2) 184 75

HB◎山名泰生 (3) 170 65

〃  森新太郎 (3) 175 70

TB 大松慎太郎(3) 168 60

〃  小林建志郎(3) 175 75

〃  川本雄一郎(3) 170 71

〃  山名翔  (1) 171 62

FB 西谷王我 (3) 175 80

補  西村勇樹 (2) 166 68

〃  山根蒼太 (1) 175 65

〃  福田稔久 (1) 165 55

〃  福木拓人 (1) 165 55

 ※左から▽ポジション(◎は主将)▽名前▽学年▽身長センチ▽体重キロ

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記事(提供:毎日新聞/2017/12/26 15:50)

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