第97回全国高等学校ラグビーフットボール大会

あす開幕 朝明は28日登場 初戦突破のキーマン、プロップ寺本幹選手 /三重

留学で技術習得 体と速さ持ち味 プロップ寺本幹選手(3年)

 第97回全国高校ラグビーフットボール大会(毎日新聞社など主催)が27日、東大阪市花園ラグビー場で開幕する。6年連続8回目の出場となる県代表の朝明は28日の1回戦で、古豪の大分舞鶴と対戦する。保地直人監督が「初戦突破のキーマン」に挙げるのは3年のプロップ寺本幹選手(17)だ。【森田采花】

 四日市市出身で小学2年で野球を始めた。中学3年間も「桑員ブルーナインボーイズ」(いなべ市)で一塁手などとして活躍した。朝明に入学後、母園(その)さん(44)から「朝明はラグビーが強い。将来を考えてラグビー部に入ったら」との助言を受け、ラグビーを始めた。

 「ルールが分からない。野球の方がよかった」。練習を重ねても、なかなか成果は出ずに転向を悔やんだという。身長170センチはFWでは小柄だが「体を直接ぶつけて勝利を目指すラグビーは野球とは違う達成感がある」と少しずつラグビーの魅力にのめり込んだ。

 1年の時、指導を仰いだ斎藤久前監督(現・四日市工監督)から「本場のラグビーを見たらどうや」と勧められた。「うまくなるためならなんでもする」。ニュージーランドの「ウェリントン・カレッジ」に自費で4カ月間留学した。

 現地では選手の体格の大きさに驚いた。選手は筋力トレーニングに力を入れていた。練習で左足首を骨折したこともあり、自らも体作りに専念した。現地のレベルの高い試合の観戦にも出掛けた。「あのアタックを盗めば、もっと強くなれる」。技術を習得し、帰国後も体作りを続けて体重104キロになった。今年1月、レギュラー入りを果たした。

 「体の大きさとスピードが持ち味になった。日々の絶え間ない努力をずっと見てきた」と保地監督。自身も「入部してから2年間はずっと応援席。レギュラーでフィールドを駆け回ることをずっと夢見てきた。目標はベスト8」と夢舞台に胸を高鳴らせている。

朝明の過去の花園成績◇

年度      スコア   対戦相手

05 1回戦 ○33-19 鹿児島実(鹿児島)

   2回戦 ● 0-67 東海大仰星(大阪)

09 1回戦 ● 7-19 京都成章(京都)

12 1回戦 ●19-22 高鍋(宮崎)

13 1回戦 ● 0-46 尾道(広島)

14 1回戦 ●31-45 高鍋(宮崎)

15 1回戦 ○64- 7 鹿児島実(鹿児島)

   2回戦 ●12-71 京都成章(京都)

16 1回戦 ○43- 7 九州学院(熊本)

   2回戦 ● 3-38 大阪桐蔭(大阪)

〔三重版〕

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記事(提供:毎日新聞/2017/12/26 12:34)

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