第97回全国高等学校ラグビーフットボール大会

チーム紹介 桐蔭学園(3年連続16回目の出場) 初の単独Vへ結束 「走る力」を武器に /神奈川

 第97回全国高校ラグビーフットボール大会(毎日新聞社、日本ラグビー協会、全国高体連など主催)が27日、東大阪市花園ラグビー場で開幕する。今春の選抜大会覇者として臨む県代表の桐蔭学園は3年連続16回目の出場で、Aシードとして優勝候補の一角に挙げられる。30日の2回戦から登場し、第90回大会以来、単独では初めての花園優勝を目指す。【中村紬葵】

 「選抜優勝なんてあったかな、それぐらいの意識でやっている。条件も選手も違うので関係ない」。今月上旬、学校のグラウンドで取材に応じた藤原秀之監督(49)がそう語るのには訳がある。花園優勝6回の東福岡(福岡)と4回の東海大仰星(大阪第2)に同大会後に敗れているからだ。「自分たちはあくまでもチャレンジャー。それは選手も分かっている」。敗れた直後からディフェンスを見直し、県予選後も対戦相手の特徴によって変えるポジション取りの確認など、時間をかけて改善を図っている。

 桐蔭学園の持ち味は昨年から変わらずボールを動かしてつなぐ「継続ラグビー」。藤原監督は「体の大きい選手が少ないのでフィジカルよりもスマートさ。前の状況を見て判断し、パスをつないでいく」と話す。

 今年はこのスタイルで海外チームにも勝利し、手応えを得た。新チーム発足後から「礎」をテーマに徹底してきたパスやキャッチなどの基礎練習の上に成り立っており、グラウンドを斜めに往復する伝統の「V字ラン」は昨年の倍に迫る本数をこなしてきた。長い時には走り込みに練習時間の3分の1ほどを割くこともあり、バックスの田村魁世選手(3年)は「どのチームよりも走れる」と自信を見せた。

 経験豊かな昨年の登録選手に加え、新しい戦力も台頭している。県予選決勝で藤原監督から「攻撃が効いていた」と評価された伊藤大祐選手(1年)には、同じCTBを務めた竹下日向選手(3年)も「ボールを渡せば前に進めてくれる」と信頼を寄せている。フォワードの原朋輝選手(3年)は「昨年の経験がある自分たちが花園の雰囲気や一試合の重みを伝えていきたい」と、新戦力をサポートする姿勢を見せた。

 チームをまとめる原田衛主将(3年)は自身がけがで出場できなかった選抜大会を「自分以外の仲間が頑張ってくれて結束力が高まった」とふり返る。困難を乗り越えた経験を胸に「どのチームが相手でも全員が走れるラグビーをする。優勝しか頭にない」と力を込めた。

 初戦は30日午後1時15分キックオフ。倉敷工(岡山)と飯田(長野)の勝者と対戦する。

桐蔭学園メンバー(敬称略)

 1山本耕生 (3)173 100

<2>原田衛 (3)175 100

 3細木康太郎(3)178 106

 4森田雅之 (3)175  89

 5小沢翔  (3)180  84

 6小島静也 (3)179  77

 7原朋輝  (3)174  88

 8高田風吾 (3)174  92

 9小西泰聖 (2)167  69

10田村魁世 (3)170  77

11佐々木隼 (2)178  80

12竹下日向 (3)177  77

13伊藤大祐 (1)178  81

14中村大地 (3)174  81

15黒木陽斗 (3)184  84

16麻生典宏 (3)174 101

17田中慶伸 (3)170  89

18紀伊遼平 (2)173  97

19鈴木康平 (2)173  96

20今野勇久 (2)179  87

21安達拓海 (3)187 100

22杉野優太 (3)171  76

23丸山和真 (3)172  75

24平形風人 (2)174  83

25桑原礼紀 (3)167  71

26桑田宗一郎(3)170  70

27松尾東一郎(3)175  79

28伊藤峻祐 (2)178  86

29小田原廉 (2)171  74

30西川賢哉 (1)174  74

 ※左から背番号(丸囲み白抜き数字は主将)、名前、学年、身長、体重

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記事(提供:毎日新聞/2017/12/24 12:31)

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