第97回全国高等学校ラグビーフットボール大会

大分舞鶴、BK強化 基礎力向上、目指す8強以上 /大分

 第97回全国高校ラグビーフットボール大会(毎日新聞社など主催)が27日、東大阪市花園ラグビー場で開幕する。県代表は32年連続56回目の出場の大分舞鶴。フォワード(FW)陣は突破力向上を目指し、バックス(BK)陣はキック力やパスの精度をあげて「FWとBKの全員でトライを取れるチーム」(3年・富田晴大主将)に仕上がった。2008年以来9年ぶりのベスト8を狙う。【尾形有菜】

 「まずは1対1でしっかり勝つ」。今年4月から指揮を執る堀尾大輔・新監督(45)が最も重視することだ。堀尾監督はBKのセンターとして活躍した大分舞鶴ラグビー部OBで、2001~08年度にも同部の監督を務めており、“舞鶴ラグビー”を知り尽くしている。初陣となった4月の全国選抜大会は1勝2敗。昨年の0勝は免れたが、「個々の強さのレベルを上げないと全国で勝てない」。

 大会後、コンタクト(接触)の練習を増やした。2人1組となり低い姿勢で強く肩を当てるなどを繰り返したほか、正面、左、右と当たる方向も意識。お互いに1本1本集中して取り組むよう声をかけ合い、徐々に「コンタクトの音と質が変わった」(3年・山本京平選手)。1対1が強くなれば攻め込む力だけでなく、突破してくる相手チームの選手を止めやすくなり、チーム全体のディフェンス力向上にもつながる。ラグビーが盛んな長野県・菅平で毎年行う夏合宿では、練習試合で2年連続で負けている流通経済大付属柏高校(千葉県)を1トライに抑えて勝利。花園県予選大会も全試合で完封勝ちと徐々に結果に現れている。

 さらにBKを強化し、FW重視のチームからの脱却を図った。ボールコントロール力をつけるため練習で通常よりも重いボールを使用したほか、「15本連続でキックを成功させる」などと課題を決め、それをクリアしないと次のメニューにいけないとルール化。成功するまで繰り返すことで基礎力を向上させた。選手たちは「広く展開できるようになった」(3年・平山壮太選手)、「精度の高いキックができる選手が増えた」(3年・三重野和希選手)と手応えを感じている。

 同部は現在、花園で通算79勝を挙げている。初戦は28日午前11時15分、三重県代表の朝明と対戦。ベスト8以上を目指し、80勝目以上の勝利を積み上げることができるか。新監督の下、生まれ変わったチームの挑戦が始まる。

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記事(提供:毎日新聞/2017/12/22 15:14)

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