第97回全国高等学校ラグビーフットボール大会

長崎南山 重量フォワードで主導権握る /長崎

 27日に東大阪市花園ラグビー場で開幕する第97回全国高校ラグビーフットボール大会(毎日新聞社、日本ラグビー協会など主催)に、県代表の長崎南山が4年ぶりに挑む。初戦の相手は14年連続42回目出場の伝統校、新潟工。厳しい練習を積んできた赤いウエアのフィフティーンは、大舞台を前に闘志を燃やしている。【今野悠貴】

 12月中旬夜、長崎市三川町の長崎南山専用グラウンド。舞う雪がライトに照らされる中、選手たちの声が響いていた。フォワードとバックスに分かれて実戦での動きを確認した後、全員が伏せたり、立ったりしながらグランド内を往復する。肩で息をする選手たちから「きっつい」と声が漏れた。城野昌和監督(40)が「きつい時こそ、声を張れ」と励ます。

 長崎南山の強さの源は過酷ともいえる練習だ。チームには「理不尽」と呼ばれる練習メニューがある。1時間以上、タックルとダッシュを繰り返す。苦しい場面でどこまで頑張れるか。精神力を鍛えてきた。

 一方で、休養もたっぷり取るのが長崎南山流。県大会終了後は1週間休みを取った。「(練習しない)不安はあるが、リフレッシュも大切」と城野監督。けがの少なさにつながり、自身の体調を自己管理する効果も生まれているという。

 県大会では昨年まで3年連続、決勝でライバル長崎北陽台の前に苦杯をなめた。だが、15年に城野監督が就任し努力を重ねた成果が実を結び、今季は県新人戦と県高校総体、県大会を制し、県3冠を達成。5回目となる花園への切符も手にした。部室には筆に大きく書かれた「花園」の文字。城野監督は「監督就任時の1年生が3年生としてよく頑張ってくれた」と振り返る。攻撃の起点となるスクラムハーフの竹ノ内駿太選手(3年)は「先輩に恩返しできたかな」と話す。

 今季のチームは、18歳以下日本代表のナンバー8、深山竣介副将(同)や高校日本代表候補のフランカー、大澤蓮主将(同)を擁する重量フォワードの突破力が持ち味。バックスの速いテンポでのアタックも強みで、花園では序盤から相手の陣地を取り主導権を握るつもりだ。

 大澤主将は18日の壮行会で「ベスト8を目標に戦う」と宣言。練習後、城野監督が「長崎代表の自覚と誇りを持って練習し、本番に臨むこと」と気合を入れると、選手の大きな返事がグラウンドにこだました。

〔長崎版〕

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記事(提供:毎日新聞/2017/12/22 15:14)

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