第97回全国高等学校ラグビーフットボール大会

最少失点で競り勝つ 八幡工、花園へ向け意気込み /滋賀

 27日に東大阪市花園ラグビー場で開幕する第97回全国高校ラグビーフットボール大会(毎日新聞社など主催)で、県代表の八幡工は大会第2日の28日午後2時から第3グラウンドで昌平(埼玉)との1回戦に臨む。八幡工の全国大会出場は7年ぶり26回目。開幕を前に選手らの意気込みなどを紹介する。【小西雄介】

 県大会では前年まで6連覇していた光泉を16-12で降してつかんだ花園への切符。試合終了後、選手や監督、訪れたOBらは喜びを爆発させた。しかし、大会目前の今、小宮山彰人監督(45)は「出場することが目的じゃない。花園で勝つために県大会を勝ち上がったんや」と気を引き締める。

 今年のチームの強みはFW陣のゴール間際での粘りだ。県大会決勝でも試合終了の間際、FW陣がゴール前約10メートルからの光泉の連続攻撃をしのぎ、リードを守りきった。「ガチンコ」と呼ばれる八幡工独自の練習が実を結んだと言える。

 この練習では縦50メートル、横70メートルのグラウンドの4分の1の広さで、Aチーム15人、Bチーム約20人が攻守に分かれてプレーする。Aチームは守備でFW陣を中心に、Bチームの選手がゴール前5メートルから攻撃するのを防いでハーフライン(35メートル)まで押し戻す。9月下旬からほぼ毎日繰り返し、試合でもゴール間際で相手の動きを止められるようになった。攻撃面でも狭いスペースでトライを奪うためにサインプレーを練習したり、タックルを強化した。

 また、日々の筋力トレーニングも工夫している。外部から月3回招くトレーナーや監督が考案する約20種類のウエートトレーニングを毎日することで、FW陣もバックス陣も当たり負けしないような体になった。FWの中心選手の戸島瑞揮選手(3年)は「下半身を強化したことで押し戻す力がついた」。清水皓介選手(3年)は「体重が増え、100キロを超える全国レベルの体の選手も増えた」と手応えを口にする。

 1回戦の相手で初出場の昌平とは夏合宿でここ数年、毎年練習試合を行ってきた。小宮山監督は「運動量が豊富。FWとバックスのバランスがよく粘り強い」と分析。戸島選手は「最少失点で競り勝ちたい」と話す。

 花園を前に選手らは「楽しみの方が大きい」と口をそろえる。狭川剛主将(3年)は「普段通りのプレーができれば全国でも力は通用すると思う。それを証明したい」と意気込んでいる。

関連記事
記事(提供:毎日新聞/2017/12/22 15:06)

毎日新聞

Copyright (C) 2017 毎日新聞社 記事の無断転載を禁じます。

高校ラグビーニュース

毎日新聞