第97回全国高等学校ラグビーフットボール大会

石見智翠館 30日、花園初戦 初の日本一へ闘志 パワー戦術、展開にも磨き /島根

 第97回全国高校ラグビーフットボール大会(毎日新聞社、日本ラグビー協会など主催)は27日、東大阪市花園ラグビー場で開幕する。シード校の石見智翠館は30日午前10時45分から、常翔学園(大阪)-仙台育英(宮城)戦の勝者と2回戦で対戦する。伝統の展開力に加え、フォワード陣の体格を生かしたパワープレーで、初の日本一を目指し、選手は闘志を燃やしている。【長宗拓弥】

 「もうベスト4はいらない」。10月の国体を終えて花園に向けた再スタートのミーティング。安藤哲治監督は選手に奮起を促した。国体の準決勝では、大阪桐蔭や東海大仰星、常翔学園など強豪校の選手を集めた大阪選抜と対戦したが、42-14で敗れてベスト4だった。

 4月の選抜ラグビー大会でも決勝トーナメントに進出。佐賀工(佐賀)を33-21で破り、準決勝に進んだが、大会で優勝した桐蔭学園(神奈川)に68-0と圧倒された。SO川瀬諒太選手(3年)は「自信を打ち砕かれた。実力以上に点差が開いた」と振り返る。

 全国大会の上位常連になりつつあるが、安藤監督は「花園の優勝候補に挙がるチームとは、まだ競ったゲームができない。ただ自分も選手もベスト4ではもう物足りなくなった。選手は、もう一皮むけてほしい」と語る。

 寮生活を送る選手たちは、午前6時から筋力トレーニングに励む。毎日3キロのご飯を食べ、スクラムを組むフォワード陣8人の平均体重は全国でもトップクラスの97キロに育った。最重量の116キロのPR秋枝健太選手(2年)は「低いプレーで相手を崩したい」と自信を見せる。

 今チームは大柄な選手がそろい、当初はラインアウトやモールなど高さやパワーを生かした戦術を攻撃の起点としてきた。最近ではバックス陣も成長し、グラウンドを広く使う同校伝統の展開ラグビーにも磨きがかかってきた。CTB伊藤豪大選手(3年)も「バックスだけでトライを取り切る」と意気込んでいる。

 花園では、優勝5回の常翔学園など同じブロックの5校は16強以上の成績を収めた強豪ばかりで接戦が予想される。大向将也コーチは「毎試合、全力でないと勝てない相手。全てを出し切って勝ち上がることで、大会中にも成長してくれるはずだ」と期待している。

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記事(提供:毎日新聞/2017/12/13 13:25)

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