全国高校ラグビー大会 HANAZONO LIVE

追う仰星、連覇届かず…ゴール前、ミス響く

(2017/1/7 20:30)

 高校ラグビー界をけん引する両雄の激突は、前々回王者の東福岡が前回覇者の東海大仰星(大阪第1)を28-21で振り切り、「高校3冠」に輝いた。計5試合を戦った東福岡は自チームが前々回大会でマークした大会最多総得点298を更新する311点を挙げた。歴代6位の通算大会勝利数は節目の70に伸ばし、都道府県別で5位の福岡県勢の優勝回数は10となった。東海大仰星は東福岡との決勝では第91回大会(2011年度)に続いて敗れ、初の連覇を逃した。

連続攻撃、得点できず

 インゴールにあおむけに倒れた相手の体の上に、ボールは残っていた。0-7の前半ロスタイム。東海大仰星はゴール直前まで攻め込み、粘り強く十数回にわたって連続攻撃を仕掛けたが、得点できなかった。勝負の明暗を分けた場面だった。

 中央のモールから右に展開。ゴール前5メートル付近でパスを受けたWTB根塚が一気に走り込んだが、ゴールライン上で組み止められ、前半終了のホイッスルが鳴った。「自分たちで焦って(トライを)取り急いでしまった。甘さが出た」と根塚。一方、湯浅監督は「(東福岡の選手には)おのおのが身に着けたラグビーに対する嗅覚がある」と、要所をしのいだ勝負強さに脱帽した。

 高い身体能力を誇る東福岡に対し、課題だった防御は成長を見せ、激しいタックルで思い通りにさせなかった。ただ、攻撃ではノックオンなどのミスを繰り返した。後半6分と10分にトライを奪って追い付いた後も、相手陣で回したパスを大きく前にはじいてターンオーバーを許した。これをきっかけに決勝点を奪われ、一度傾いた流れを呼び戻すことはできなかった。

 連覇に注目が集まる中、主将のフランカー山田は「自分たちが積み上げたもので優勝したい」と願っていた。もう一歩が及ばなかった。「日本一以外は、やり切ったとは言えない。やり切れなかったことを一生背負っていく」【坂本太郎】

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