全国高校ラグビー大会 HANAZONO LIVE

走るFW、主流に

(2017/1/5 21:47)

 バックス顔負けの瞬発力と軽快な足さばき。東海大仰星のプロップ谷口祐一郎(3年)は180センチ、105キロながら、50メートル6秒8の華麗なランニングで観客を沸かせる。準決勝も前半10分、残り20メートルのラックからパスを受けると、小刻みなステップと強烈なハンドオフでゴール直前まで迫る走りを披露。直後のトライにつなげた。

 今大会、走力のあるFWの第1列(プロップ、フッカー)を多く見た。一昔前までは、大きな体を生かしてセットプレーを安定させ、モールやラックサイドをじわじわと突く攻撃で貢献する印象が強かった。現在は少し事情が違う。

 谷口が言う。「ワールドカップでも、強豪国は特に第1列がよく走って、トライに絡む」。日ごろから、ラダー(はしご状の縄)を使って細かくステップを踏み、足の回転数を上げるなど、走力を意識してきた。「動けない第1列は、やる方も見る方も楽しくないと思う」と笑う。

 WTBからプロップに転向した長崎北陽台の村中龍(3年)のように、走力がある選手を第1列に置くのは、高校ラグビーでも主流になりつつある。高校日本代表を指揮する新潟工の樋口猛監督は「今は15人全員でトライを目指すのが大きな流れ。ミスマッチを作れる選手の重要性が高まった」と分析する。走れるFWの存在は、世界へとつながっている。【角田直哉】

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