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「1点の重み」再び 御所実

(2017/1/5 19:51)

 第96回全国高校ラグビーフットボール大会の準決勝に5日登場した御所実(奈良)の北村将大(まさひろ)主将(3年)は、先輩たちの悔しさを胸に花園を駆け抜けた。前回大会は、県予選決勝で1点差で競り負け、チームの立て直しを図った。この日は、前々回の花園決勝で屈した東福岡に24-25の1点差で再び敗れた。「1点の重みをテーマに練習してきたが、勝てなかった。後輩たちはこの重みをかみ締め、乗り越えてほしい」と話した。

 小2でラグビーを始めた。小4の時、花園で御所実の試合を見た。他校より小柄な選手が多かったが、果敢にタックルを仕掛けるプレーに憧れ、進学を決めた。前々回の花園は、1年生ながら準決勝から先発。司令塔のスタンドオフを務めた。「ミスしてもいいから思い切りやれ」と先輩が声を掛けてくれた。準優勝に輝いたが、達成感より「あと一歩」の無念さが勝った。

 花園準優勝は3回で、優勝はない。チームは、合言葉に「忘れ物(優勝)を取りに行く」を掲げて練習に打ち込んできたが、前回は県予選決勝で天理に5-6で敗れた。トライは許さなかったものの、ペナルティーゴールを2本決められた。「花園に連れて行けず、ごめんな」。ロッカールームで、涙で目を赤くした当時の主将、井上拓さん(19)=法政大=から声を掛けられた。「必ず花園に出る」と心に決めた。

 この1年、チーム全体を冷静に観察し、各選手と話をするように心がけた。それぞれの持ち味をどうチームの力にするのか、考え続けてきた。得意の守備も磨きをかけた。

 この日はモールを起点に得点を重ね、優勢に試合を進めたが、後半24分にトライを決められ、1点差に泣いた。スタンドから試合を見守った井上さんは「大柄な選手を相手に最後まで御所らしくモールを武器に戦ってくれた。次回もまた、ここに戻ってきてほしい」とたたえた。

 北村主将は「後輩たちは、これから練習で積み上げていくものをこの最高の舞台で披露してぜひ優勝してほしい」と話した。【郡悠介】

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