全国高校ラグビー大会 HANAZONO LIVE

準決勝 桐蔭学園、健闘及ばず 最後まで逆転信じ /神奈川

(2017/1/6 13:04)

 第96回全国高校ラグビー大会(毎日新聞社、日本ラグビー協会、全国高体連など主催)は5日、東大阪市花園ラグビー場で準決勝を行い、県代表の桐蔭学園は東海大仰星(大阪第1)に21-29で敗れ、前回大会に続いての決勝進出はならなかった。第90回大会以来の優勝を目指す桐蔭学園は前半リードで折り返したが後半に逆転された。最後まで諦めずに戦った選手たちに、スタンドから惜しみない拍手が送られた。【木下翔太郎、根岸愛実】

桐蔭学園 反6

 2 2 0 0 14 1 1 0 0  7 21

 T G P D  前 T G P D  後  計

 1 1 0 0  7 3 2 1 0 22 29

東海大仰星 反7

 対戦相手の東海大仰星は前回大会の決勝で31-37で敗れ、全国優勝を阻まれた因縁の相手。桐蔭学園の選手たちは「昨年負けた借りを返したい」と、雪辱を誓って準決勝に挑んだ。

 試合は強い風が吹きつけるなか始まった。前半、風上の桐蔭学園は7分、ゴール前ラックからパスを回し、センターの斉藤大朗選手(3年)が中央へトライを決めて先制。10分に東海大仰星に同点に追いつかれたが、14分にロックの高橋広大選手(3年)が右中間にトライを奪ってリードした。その後も攻め続ける桐蔭学園だったが、東海大仰星のディフェンスの前に追加点が取れず、14-7と7点リードで前半を終了した。

 後半に入ると試合は徐々に東海大仰星ペースになり、一瞬の隙(すき)をつかれる形で5分、7分に連続トライされて逆転を許す。それでも選手たちは声を掛け合い相手に立ち向かっていった。すると26分、ゴール前ラックからパスをつなぎ、高橋選手がこの試合二つ目のトライ。斉藤選手がゴールを決め、最後まで逆転を目指して体を張り続けたが、無情にもノーサイドの笛が鳴り響いた。

 試合後、山本龍亮主将(3年)をはじめ、多くの選手がグラウンドで悔し涙を流した。昨年に続き、東海大仰星に目標の全国優勝を阻まれた。それでも善戦した桐蔭学園の選手たちには応援席から「よくやった」「ありがとう」という声と拍手が止まらなかった。

大学では日本一に 桐蔭学園・3年 山本龍亮主将

 目標だった全国優勝はまたしてもあと一歩のところでかなわなかった。「本当に悔しい。悔しいしかないです」。ノーサイドの笛が鳴ると悔し涙があふれ、止まらなかった。

 1年からNO8のスタメンを務めてきたが、けがなどで今大会が初めての花園の舞台だった。開幕前に「楽しみ」と待ち焦がれた花園では準々決勝でトライを決めるなど躍動した。体を張ってチームを引っ張り続けた夢舞台。「大勢の観客がいる前で試合ができて幸せだった」と笑顔を見せた。

 この日も鋭いタックルを連発し、昨年の決勝で敗れた東海大仰星に真っ向から立ち向かったが及ばなかった。「大事な試合では一つのミスがトライにつながる。今日の試合でもそれが出てしまった」と悔しさがにじむ。それでも「悔いはない。チーム全員で励ましあってここまで来られた。自分にとっては財産」と周りへの感謝を忘れなかった。

 卒業後は大学に進学しラグビーを続ける。「高校では日本一になれなかったが、大学では日本一になりたい」。次の舞台での更なる活躍を誓った。【木下翔太郎】

健闘の選手に拍手

 ○…桐蔭学園のスタンドでは約50人の部員が声を合わせて応援歌や声援を送った。応援団長の加茂直之さん(3年)は「去年負けた相手なので絶対勝ってほしい」との思いで応援。「まじ、勝ちてえ」と声を漏らす部員もいた。トライが決まると、部員は肩を組んで校歌を熱唱した。ノーサイドの笛が鳴るとスタンドは一瞬、静まりかえったが、健闘した選手に拍手を送った。加茂さんは試合後「よく頑張ってくれた。選手も自分たちも出しきれた」と話した。

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