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20センチ差親友、聖地から世界へ 女子西チーム・阿部、黒木選手

(2017/1/5 14:15)

 第96回全国高校ラグビーフットボール大会が開催されている東大阪市花園ラグビー場で、女子ラグビー日本代表を目指す選手の強化を目的にした東西対抗戦が先月末、行われた。西では、チームメートとして切磋琢磨(せっさたくま)してきた石見智翠館(島根)の阿部恵選手(3年)と黒木理帆選手(3年)が奮闘。東に5-17で負けたが、「花園は女子にとっても大舞台。全てを出し切り、楽しかった」と笑顔を見せた。

 対抗戦は8回目。当初は五輪に向けて7人制で行われたが、前回からはワールドカップ出場に向けて15人制に替わった。今回は大会初日の27日にあった。

 阿部選手は愛媛県出身。小4の時に兄の試合を見て「私もやりたい」と地元のラグビースクールに入った。中学では男子に交じって試合に出場。強豪・石見智翠館に進学した。身長は147センチ。東西44選手で一番の小柄だが「小さいなりにやれることはある」と信じている。足元を動くボールへの反応は誰にも負けない自負がある。

 宮崎県出身の黒木選手とは「一緒にいると高めあえる存在」と認め合う。身長差は20センチ。同校の磯谷竜也監督は「尊敬し合う良いコンビ。2人そろうと力を発揮する」と話す。

 高1の夏、全国大会に出場できず、2人で泣いた。「帰ったら一緒に練習しよう」と始めた自主練は、ほぼ毎日30分、タックルやパスなど1人ではできないことを続けてきた。試合では「今のパス何? タイミングが違う」と厳しい言葉も飛ぶ。実力も癖も知り尽くしているからこそだ。黒木選手は2015年に最年少で15人制女子日本代表に選ばれ、阿部選手は昨年の全国選抜大会で最優秀選手(MVP)になった。

 対抗戦では、阿部選手は西が唯一決めたトライの起点となるパスを出した。黒木選手もタックルで攻撃を防いだ。阿部選手は「一緒におったらほんまに強くなれる」。黒木選手は「メグ以上のきれいなパスは見たことがない」とたたえ合う。2人とも立正大に進学し、更なる高みを目指す。【根岸愛実】

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