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準々決勝 御所実、強気で4強 東福岡とあす対戦 /奈良

(2017/1/4 12:46)

 第96回全国高校ラグビーフットボール大会(毎日新聞社など主催)第5日の3日、東大阪市の花園ラグビー場で準々決勝があった。県代表の御所実は、石見智翠館(島根・26年連続26回目)を43-7で降した。準決勝は5日午後0時45分から第1グラウンドであり、東福岡(福岡・17年連続27回目)と決勝進出を懸けて対戦する。【郡悠介】

 対戦相手は普段から交流があり、先月も共に練習したばかり。お互いをよく知る関係だからこそ「今日は自分たちの強気をぶつけよう」とチームで話し合っていた。

 前半5分、いきなりその「強気」が出た。ハーフウエーライン右サイドのラインアウトから5人でモールを形成すると、近くのSH牧山巧樹選手(3年)らが次々と加わり、FWとBKが一体となって前進した。スタンドからは「押せー!」「頑張れー!」の大歓声。相手陣5メートルラインまで攻め込むと、最後はWTB南昂伸選手(3年)が抜け出し、中央に先制トライを決めた。中心でモールを支えたNO8毛利虎之介選手(同)の母夏都代(かづよ)さん(42)は「いつも通りのモールでしっかりと押せた。この調子でみんなで楽しんで」。21分には今大会初失点。だが、ラグビー部OBの大橋樹さん(19)が「全く心配していない」と話すように、9分後にはHO延山敏和選手(同)が中央にトライした。

 後半も安定した試合運びで快勝。スタンドで見守った部員の川村翔吾さん(同)は「いよいよベスト4。僕らも全力でサポートし、全員ラグビーで戦いたい」と意気込んだ。

自信取り戻したラインアウト フッカー 延山敏和選手(3年)

 前半5分、ハーフウエーライン右サイドからのラインアウト。投じたボールはFL城間賢副主将(3年)に渡り、すぐにモールを作る。自身も加わり一気に押し込んだ。トライにつながり、先制点の起点となった。

 高校1年時からラインアウトでボールを投げる役割(スローワー)を任された。しかし、自信を失った時期があった。

 2015年5月に右足の腓骨(ひこつ)を折るけが。7月に復帰したが、成長した周りの選手に焦りを感じた。同年11月の奈良大会決勝の天理戦ではラインアウトでミスを連発した。16年3月の近畿大会、大阪桐蔭(大阪)との準々決勝でも、6回ほどあったラインアウトのほとんどで失投し、7-24で敗れた。「相手にボールを捕られるイメージしか湧かない」。ボールを投げることが怖くなっていた。

 大阪桐蔭戦の翌日、竹田寛行監督に呼ばれた。「失敗は誰にでもある。ミスしたらどうしようじゃなく、ミスした分をプレーで返せ」。竹田監督の言葉に勇気づけられ、意識が変わった。「自信持ってほれ(投げろ)」と声をかけてくれる受け手の城間副主将らも心の支えだ。少しずつ自信を取り戻し、16年10月の岩手国体では全試合に先発出場し、県勢32年ぶりの優勝に貢献した。この試合では前半30分に三つ目のトライも決めた。

 たった1回のミスが試合の勝敗を左右することさえある大切なラインアウト。「自信を持って投げ続けたい」と力強く言い切った。【郡悠介】

 ▽準々決勝

石見智翠館 反6

 1 1 0 0  7 0 0 0 0  0  7

 T G P D  前 T G P D  後  計

 3 3 0 0 21 3 2 1 0 22 43

御所実 反9

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