全国高校ラグビー大会 HANAZONO LIVE

駆け抜けて桐蔭学園 粘り振り切り4強 /神奈川

(2017/1/4 11:10)

 第96回全国高校ラグビーフットボール大会(毎日新聞社、日本ラグビー協会、全国高体連など主催)は3日、東大阪市花園ラグビー場で準々決勝があり、県代表の桐蔭学園は常翔学園(大阪第2)を37-24で降して2年連続のベスト4進出を決めた。桐蔭学園はグラウンドを広く使ったラグビーで着実に得点を重ね、粘る常翔学園を振り切った。準決勝は抽選の結果、5日午後2時15分から東海大仰星(大阪第1)と対戦することが決まった。【木下翔太郎】

 常翔学園は第89回大会でも同じ準々決勝で対戦し、31-10で桐蔭学園が勝利している。藤原秀之監督(48)は「今大会でスクラムが一番強いチーム。総合的に勝負したい」と話し、両チームが真っ向勝負でぶつかり合う展開となった。

 試合は開始2分、いきなり動く。ゴール前ラックからパスをつなぎ、フッカーの原田衛選手(2年)が左中間にトライを決め先制。続いて9分にもセンターの斉藤大朗選手(3年)がトライを決め、追加点を奪う。圧巻は23分。10メートルラインでパスをつなぐと、斉藤選手が相手の裏をつくキックを蹴り、そのボールをキャッチしたフルバックの黒木陽斗選手(2年)が左中間にそのままトライ。藤原監督も「一瞬の難しい判断だったと思うが効果的だった」とたたえるプレーが飛び出し、リードを更に広げた。しかし、対する常翔学園も意地を見せ、前半終了間際にトライを奪い、前半は19-5で折り返した。

 後半に入ると、両チームの攻防は更に激しさを増す。両チームの選手は出足の鋭いタックルで体を張ったプレーを見せる。桐蔭学園は後半7分にフランカーの川勝自然選手(3年)がトライを奪い、点差を広げる。だが、常翔学園もトライを奪い返しトライの応酬に。それでもグラウンドを広く使って最後まで走り抜き、粘る常翔学園を振り切った。

 準決勝の相手は、前回大会の決勝で敗れた東海大仰星(大阪第1)に決まった。山本龍亮主将(3年)は「昨年の決勝で負けた借りを返したい」と前回大会の雪辱を誓った。【木下翔太郎】

今年こそは優勝を 桐蔭学園・3年 渡辺晃生選手

 「きつい時間帯が多く、個人的には良い試合でなかった。一段階上のラグビーをしなければ次は勝てない」。試合後にチームを支えるセンターから出てきた言葉は、喜びではなく反省の弁だった。

 前回大会はスタンドオフとしてチームの準優勝に貢献。その後、更なるレベルアップを目指し、約半年間、ラグビーの本場・ニュージーランドに留学した。自分より体の大きな選手と相対する毎日に「スピード感とコンタクトの激しさが違った」と振り返る。そうした環境でもまれ「相手が大きくてもしっかり見てタックルを入れるようになるなど、気持ちの面で余裕ができた」と収穫を口にする。

 藤原秀之監督は「外からでは分かりにくいかもしれないが、攻守において、我々の信頼感が一番高い選手」と評価する。この日も、鋭いタックルで攻撃を防ぐなど冷静なプレーを見せ、ベスト4進出に貢献した。

 高校卒業後は「厳しい環境に置かれたほうが成長できる」と、再び海を渡りニュージーランドの大学でラグビーをする予定だ。その前にやり残していることが、昨年成し遂げられなかった全国優勝だ。「今年こそは優勝したい」と言い切り、次戦に向け闘志を燃やした。【木下翔太郎】

 ▽準々決勝

常翔学園 反4

 1 0 0 0  5 3 2 0 0 19 24

 T G P D  前 T G P D  後  計

 3 2 0 0 19 2 1 2 0 18 37

桐蔭学園 反7

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