全国高校ラグビー大会 HANAZONO LIVE

「花園で勝つ喜び」堪能 新潟工の小林主将

(2017/1/2 18:36)

 ○桐蔭学園42-0新潟工●(1日・3回戦)

 第96回全国高校ラグビーフットボール大会3回戦に1日登場した新潟工の小林大也主将(3年)は、仲間への感謝を胸に力を出し切った。新潟県予選決勝に出られず、チームメートが花園への切符を手に入れてくれた。「プレーで恩返ししたい」とスタンドオフとして39大会ぶりの2回戦突破に貢献した。3回戦は桐蔭学園(神奈川)に0-42で完敗。「ラグビーは1人ではできないと改めて知った」と話した。

 昨年11月の県予選決勝2日前、樋口猛監督(44)に呼ばれ、「決勝に出すことはできない」と告げられた。準決勝で対戦相手と接触し、脳しんとうと診断されたためだ。規定により3週間プレーできない。

 悔しくて涙を流したまま、仲間のいる部室に戻った。笑い声で満ちていた室内が静まりかえった。「何のためにおれはやってきたんだよ」。声を上げて泣いた。小1から中3まで同じラグビースクールに通った近藤芽吹(いぶき)選手(3年)は「今まで大也に任せきりのところがあった」と振り返った。

 主将は、2年の時に全員が1日ずつ務め、話し合いで決めた。小林主将は、誰にでも強く意見を言い、練習中の声も人一倍大きいことが評価された。

 「大也のためにも、勝って花園に行こう」。決勝の日、近藤選手は皆に声を掛けた。ベンチで試合を見守った小林主将は「花園で皆のためにプレーする」と誓った。

 花園では、チームの要として試合を組み立て、ゴール前でタックルを決めてトライを防いだ。「花園は、勝つ喜びを知ることができた特別な場所。ノーシードで3回戦まで進み、後輩に良い経験をさせることができた」。涙を見せずに花園を去った。【後藤結有】

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