全国高校ラグビー大会 HANAZONO LIVE

3回戦 御所実がベスト8 ベスト4懸け石見智翠館と、きょう対戦 /奈良

(2017/1/3 14:53)

 第96回全国高校ラグビーフットボール大会(毎日新聞社など主催)第4日の1日、東大阪市の花園ラグビー場で3回戦があり、県代表の御所実は、茗渓学園(茨城・5年連続22回目)に71-0で快勝した。準々決勝は3日午前10時半から第1グラウンドであり、石見智翠館(島根・26年連続26回目)とベスト4進出を懸けて対戦する。【郡悠介】

 相手陣に終始攻め込むゲーム展開で圧倒し、2試合連続の無失点も達成した。北村将大主将(3年)は「初戦より落ち着いて試合に臨めた」と振り返った。

 前半2分、WTB南昂伸選手(同)が俊足を生かして相手陣の右サイドを突破。「後は飛び込むだけだった」と振り返るLO山崎仁選手(同)がゴールライン直前でパスを受け、転がりながら右隅に両手で先制トライを決めた。その後、10分、22分、26分にもトライに成功。グラウンド脇で試合を見守っていた部員の林祐介さん(同)は「これが御所実の力。この調子で頑張ってほしい」。

 後半も勢いは止まらない。3分、相手陣の左サイドでパスを受けたCTBメイン平選手(1年)が3人のタックルをかわして約30メートルを走り中央にトライ。その後2トライをあげ、19分には相手陣のラックから左右に長短のパスをつないで最後はPR竹山晃稔選手(3年)が中央にトライを決めた。個人の突破と自在なパスを織り交ぜた多彩な攻撃で茗渓学園のディフェンスを翻弄(ほんろう)。後半だけで7トライ、6ゴール、47点を取った。試合終了のホイッスルが鳴ると、御所実のサポーターは盛大な拍手を送り、ベスト8進出を祝福した。

けがから復帰「恩返しを」 フォワード・竹山晃稔選手(3年)

 「サポートを徹底しろ!」。後半16分、竹田寛行監督から指示を受け、グラウンドに送り出された。本来のポジションはロックだが、プロップの位置で出場し、3分後にはトライを決めた。スタンドからは「アキー頑張れー!」と大きな声援が聞こえた。「多くの人に支えられてここにいる。頑張らな」。一段と気合が入った。

 父親は元幕下力士「星鶴王」の和彦さん(44)。自身も身長185センチ、体重106キロと恵まれた体格だ。1年生の時からメンバー入りし、2年前の花園にも途中出場した。大会後、「今度は自分たちがチームを引っ張っていく」と誓って練習に励んできたが、2016年1月末に石見智翠館(島根)との練習試合で左アキレスけんを断裂。全治10カ月と診断された。

 チームは16年春の選抜大会予選リーグで、桐蔭学園(神奈川)と引き分け、得失点差で決勝トーナメント進出を逃した。「早く試合に復帰して、チームの役に立ちたい」。そんな思いを強くした。

 その後、脚への負荷が少ないプール歩行や水泳などのリハビリに精を出し、7月下旬には早くも練習試合に復帰。10月の岩手国体、11月の奈良大会決勝にも出場してチームの躍進に貢献してきた。

 試合後、父和彦さんからLINEで「お疲れ様でした。みんなのため頑張って」とメッセージが送られてきた。「家族、監督、仲間に助けられてきた。感謝の思いを胸に、最後までひたむきにやりきりたい」。懸命なプレーの一つ一つが周囲への恩返しになると信じ、次戦に臨む。【郡悠介】

 ▽3回戦

茗渓学園 反2

 0 0 0 0  0 0 0 0 0  0  0

 T G P D  前 T G P D  後  計

 4 2 0 0 24 7 6 0 0 47 71

御所実 反5

高校ラグビーニュース

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