全国高校ラグビー大会 HANAZONO LIVE

3回戦 成章、鉄壁の守り復活 春日丘を零封、モール許さず /京都

(2017/1/3 14:36)

 東大阪市花園ラグビー場で開かれている第96回全国高校ラグビーフットボール大会(日本ラグビーフットボール協会、全国高体連、毎日新聞社など主催)第4日の1日、府代表の京都成章は同じBシードの中部大春日丘(愛知)との3回戦に臨んだ。力強いモールで攻める相手に対し、FW陣を中心にした鉄壁の守りで得点を許さず21-0で勝利し、3大会連続のベスト8進出を果たした。京都成章は3日午前11時55分から第1グラウンドで、4強入りをかけてAシードの東福岡(福岡)と対戦する。【礒野健一】

 相手の得意技を封じ込むことが、勝利への近道。モールを得意とする中部大春日丘に対し、湯浅泰正監督は「相手に体を寄せろ。積極的に前に出るディフェンスだ」と選手を送り出した。

 序盤、自陣深く攻め込まれる展開が続き、相手モールがゴールライン手前5メートルにまで迫る場面もあったが、ロック渡辺蓮選手(3年)に焦りはなかった。「相手ラインアウトのスローでも、素直にボールを取らせず、楽にモールを組ませなかった。登録を外れた仲間が春日丘の2回戦を偵察し、分析していたことも役立った」とチーム一丸で立てた対策の成果を強調した。

 前半20分、ゴール前の左中間ラックから右につなぎ、CTB川島丈生(じょう)選手(3年)が先制トライ。29分にはゴール前のラックをFW陣が押し込み最後は右プロップ藤田康助選手(2年)が持ち込んで前半を14-0で終えた。藤田選手は「序盤を耐えきったことは自信になる。トライは気持ちいい」と笑顔を見せた。

 後半も一進一退の攻防が続くが、京都成章は湯浅監督が「ピラニアタックル」と呼ぶ、低い姿勢で何度も食らいつくタックルで相手の攻撃をつぶし続け、好機を待った。そして後半29分、SO西川虎哲選手(2年)からパスを受けたWTB笹岡海斗選手(2年)が敵陣左を抜けてトライを決め勝利を決定づけた。笹岡選手の弟で、ラグビースクールでも同じポジションという空翔(くうと)さん(9)は「かっこよかった。次の試合も頑張って」とエールを送った。

2戦目、本領発揮の“代役” CTB川島丈生選手(3年)

 もう代役とは呼ばせない。30日の初戦に続き、けがで先発出場を見送った三木亮弥主将(3年)に代わって13番を付け、チーム3大会連続のベスト8進出に貢献した。

 初戦は花園独特の雰囲気にのまれ「緊張して体もぎこちなかった」と話すが、2戦目は持ち前の明るい性格で積極的に声を出しチームを鼓舞。両チーム無得点のまま迎えた前半20分に、左中間ラックから持ち出されたボールを受けると、そのまま前へ走り込み先制トライを決めた。「パスが回って前を見たら空いていた。『キター!』って感じ」と笑顔で振り返った。

 後半25分、相手が左ライン際を抜けだそうとした時も、低いタックルで封じ込めた。既に左足はつっていたが「俺が行くしかない。絶対止める」と、考えるより先に足が前に出た。

 川島選手の活躍に、三木主将も「信頼は大きい。僕も次戦は万全で出られるので、負けていられない」と闘志を燃やす。このチーム内競争が、京都成章を無限に成長させている。【礒野健一】

〔京都版〕

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