全国高校ラグビー大会 HANAZONO LIVE

桐蔭学園、後半一気に 無失点で8強へ /神奈川

(2017/1/3 12:58)

 第96回全国高校ラグビーフットボール大会(毎日新聞社、日本ラグビー協会、全国高体連など主催)は1日、東大阪市花園ラグビー場で3回戦が行われ、県代表の桐蔭学園は新潟工(新潟)を42-0で降しベスト8に進出した。桐蔭学園は計8トライを奪う猛攻を見せた。守っては新潟工の攻撃を完封し、快勝した。試合後の抽選の結果、準々決勝は3日午後2時45分から常翔学園(大阪第2)と対戦することが決まった。【木下翔太郎】

 「新潟工はFWが強いチーム。タイトな試合になる」。試合前、新潟工のモール攻撃を警戒していた藤原秀之監督(48)だったが、試合は桐蔭学園が攻守にわたって新潟工を圧倒した。

 序盤は新潟工に攻め込まれるなど一進一退の攻防が続く。それでも前半12分、ゴール前ラックから細木康太郎選手(2年)が持ち出し、右中間にトライを決め先制。同17分にも細木選手が右中間に二つ目のトライを奪い、リードを広げた。その後は、キックを使いながら敵陣に攻めこむ一方で、低いタックルで新潟工に得点を許さず、前半を10-0で折り返した。

 後半に入ると藤原監督が「うちらしいラグビーができた」と振り返るように、桐蔭学園の選手たちは更に躍動する。後半1分に原朋輝選手(2年)がトライを決めるなど後半だけで6トライを奪い相手を圧倒。原田衛選手(同)や山本耕生選手(同)などFWの選手を中心に新潟工の得意のモール攻撃を体を張って食い止めるなど最後まで集中力を切らさずに相手を完封。「東の横綱」の貫禄を見せつけ、ベスト8入りを決めた。

 それでも藤原監督は「キックがひどかった。この先はキックの2点が大切になってくる」と9本中1本の成功にとどまったキックを課題にあげ、気を引き締めていた。

 3回戦後の抽選の結果、準々決勝の相手は常翔学園(大阪第2)に決まった。山本龍亮主将(3年)は「常翔学園は新潟工と同じくFWが強いチーム。試合の立ち上がりが悪いのでしっかり修正して臨みたい」と意気込んだ。

快勝にも厳しく「50点」 桐蔭学園・3年 相良隆太選手

 後半28分、「良いサポートについてパスをもらおうという意識で走っていた」とゴール前約30メートル付近で味方選手からパスを受け取った。そのまま相手選手を振り切ると右中間に飛び込み、チームの猛攻を締めくくった。

 新潟工はモールでの攻撃が持ち味だった。その強みを出させないように「タックルとブレークダウンでの仕事を意識してプレーした」。低いタックルを連発し献身的なプレーでチームを支えた。他のFWと共に、新潟工の強力なFWを押し返し、相手を圧倒し、チームの勝利に貢献した。

 昨年5月に右肘を脱臼し、約3カ月練習に参加できなかった。「チームに戻ったときに戦力になれるように」と下半身を鍛えあげると、8月に復帰し花園出場にたどり着いた。

 この日は42点差をつける快勝だったが、「今日の試合は負け試合だった。チームとしては50点くらい」と振り返る。手厳しいのは目標が全国の頂点だからだ。「自分の持ち味であるタックルで前に出て、相手にプレッシャーをかけていきたい」。全国制覇まであと3戦。次戦に向けて力強く話した。【木下翔太郎】

 ▽3回戦

新潟工 反5

 0 0 0 0  0 0 0 0 0  0  0

 T G P D  前 T G P D  後  計

 2 0 0 0 10 6 1 0 0 32 42

桐蔭学園 反5

高校ラグビーニュース

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