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深谷、初の8強ならず 東海大仰星に19-48 /埼玉

(2017/1/3 12:36)

 第96回全国高校ラグビーフットボール大会(毎日新聞社など主催)の3回戦が1日、東大阪市の花園ラグビー場であり、県代表の深谷は東海大仰星(大阪第1)に19-48で敗れ、初の8強入りはならなかった。前半は相手の突破力とスピードに圧倒されトライを奪われたが、後半は粘り強いアタックで3トライを奪い意地を見せた。選手たちの奮闘に、スタンドからは「よく頑張った」と拍手が送られた。

 前半、体格で勝る東海大仰星の激しいコンタクトやキックで圧力をかけられ、互いにミスもあり競り合う場面が続いた。前半15分に先制されて以降は、深谷選手の手薄になったところを素早く突破され、トライを奪われる場面が続いた。SH新井駿主将(3年)は、ハーフタイムや失点後にハドル(円陣)を組むたび、「ブレークダウンでしっかりアタックしていこう。まずは1トライだ」と鼓舞し続けた。

 後半に入ると、次第に深谷のアタックが機能しはじめた。0-31で迎えた後半14分、自陣10メートルライン手前で相手のキックから大きく左に展開すると、FB山沢京平選手(3年)が「自分が行くしかない」と走りきってトライ。山沢は左端からの角度のあるゴールも決め、深谷スタンドからは大きな歓声が上がった。同26分には右中間のスクラムから新井主将が右を突きトライ。同30分にもゴールライン直前で山沢選手のショートパントキックを新井主将が拾って飛び込み、3本目のトライを挙げた。最後まで諦めずに戦い、敗戦に涙ぐむフィフティーンに、スタンドから温かい拍手が送られた。【三股智子】

磨いた「判断」で一矢 深谷SH・新井駿主将(3年)

 前半は思うように相手を動かせず、逆に大きく力強い相手選手にブレークダウンを狙われ、突破される苦しい場面が続いた。

 徐々にプレーを修正できてきた後半、敵陣10メートルライン付近でスクラムになった。持ち出したボールをパスする予定だったが、相手の動きを見て即応し、自ら右隅に駆け込みトライを挙げた。「これまで練習してきた『判断』が生きた」と納得のプレーで一矢報いた。

 3度目の花園は、主将として仲間を率いた。「1、2年生の時は先輩に引っ張ってもらった。今年は責任感が違う」。県予選直前までの練習試合で負けが続いたが、チーム全員で話し合い、ハドルを組むことを決めて心を一つにしてきた。

 第70回大会を制した熊谷工で主将を務めた父・昭夫さん(44)は、新井主将の成長の陰に「主将としての責任と、兄へのライバル心があった」とみる。1学年違いの兄、翼さん(19)は流経大柏(千葉)のCTBとして前回大会に出場し、兄弟そろって昨年元日の3回戦で敗れた。

 深谷の悲願であり、自身の兄を超えることになるベスト8。新井主将は「今年こそ絶対に取ると準備してきた1年だった」と最後まで全力でやりきったが、及ばなかった。試合後、涙ぐむ仲間と並んでスタンドにあいさつする新井主将は、じっと前を見据えていた。敗戦を振り返った後、「諦めずにできたことはいい思い出になった」と笑みを浮かべた。【三股智子】

深谷 反5

 0 0 0 0  0 3 2 0 0 19 19

 T G P D  前 T G P D  後  計

 3 2 0 0 19 4 3 1 0 29 48

東海大仰星 反4

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