全国高校ラグビー大会 HANAZONO LIVE

どこまでも冷静、東福岡の森勇登

(2016/12/30 20:57)

 ○東福岡139-0浜松工●(30日・2回戦)

 右足から放たれた楕円(だえん)球が、大きな弧を描いてゴールポストの間を抜けていく。試合終了間際。東福岡・CTBの森勇登(もり・ゆうと、3年)。中央から約25メートルのPGを決め、ラストプレーで大会最多得点記録を2点更新した。

 記録が懸かった一蹴りとは、知らなかった。主将の箸本は試合前に関係者から過去最多得点を知らされたが、仲間には伝えていない。「先に記録のことを聞いたら、重圧がかかって駄目だったかも」。そんな言葉とは裏腹に、ゴールキックの成功は20本中18本。どこまでも冷静だった。

 キックの練習は全体練習の後に30分ほど。それも毎日ではなく、「蹴りたいと思った時にやる」。キックティーには母に書いてもらった「集中」の文字。「その字を見て、気持ちを落ち着けてから蹴ることが、どんな位置、距離のキックでも決めるコツ」と言う。

 攻撃面でも、体の強さを生かした突破で約70メートルを独走するなど3トライを奪取。一人で計54得点を挙げて、歴史的大勝の主役になった。「森の正確なキックと、1メートルでも内側に入ってトライしようとする各選手の積み重ねが、大量点につながった」と藤田監督。高校3冠を目指すチームを、順風満帆な船出へと導いた。【角田直哉】

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