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2回戦 松山聖陵、県勢26大会ぶり16強 山口に40-15、花園で迎春へ /愛媛

(2016/12/31 12:53)

 東大阪市花園ラグビー場で開かれている第96回全国高校ラグビーフットボール大会(毎日新聞社、日本ラグビー協会など主催)で、県代表の松山聖陵(39大会ぶり2回目)は30日の2回戦で山口代表の山口(64大会ぶり4回目)に40-15で快勝し、16強入りした。県勢の3回戦進出は第70回大会の新田以来26大会ぶり。松山聖陵は前半、山口の早いパス回しに苦しめられたが、硬さが取れた後半にトライを重ねて点差を広げた。3回戦は1月1日午後2時45分、第3グラウンドで福岡代表のAシード・東福岡(17大会連続27回目)と対戦する。【木島諒子】

 「走り勝つ」。FW三好優作主将(3年)が試合前に話した通り、松山聖陵は前半1分、相手のキックを捕ったBK土居優也選手(3年)が、そのまま独走して先制トライ。スタンドにどよめきが起こった。土居選手の父孝規さん(42)は「最初にトライを取ると楽になる。このまま練習の成果を出せれば」と興奮した様子だった。しかし、その後は相手の軽快なパス回しに苦しめられた。前半25分、山口に1トライを奪われると、スタンドから「切り替えていけ」「取り返せ」と声が飛んだ。

 選手たちが期待に応えたのは前半終了間際だった。ラックからの展開でBK宮本朋哉副主将(3年)が、ようやく右中間にトライ。母千恵さん(47)は「パスを回してくれた選手のお陰。きれいに決まってよかった」。9点差で前半を終えた。

 2本目のトライでチームの硬さが取れた。動きの良くなった後半4分、三好主将がラックから抜け出してトライ。点を取り合った末、BK浅木稜平選手(3年)のトライなどで25点差としたところでノーサイドの笛が鳴った。スタンドは「松山聖陵、強いぞ」という歓声に包まれ、大きな拍手が起こった。

 大阪の大学へ進学し試合を見に来ていたラグビー部元主将の渡部航大さん(18)は「勝ったが、ミスが多い。しっかり修正して次の試合に備えてほしい」と後輩たちに熱い視線を注いだ。

チーム鼓舞する異色の男 FW・池原大地選手(3年)

 激しいタックルでチームや自身を鼓舞し続けたフランカーは、異色の経歴の持ち主だ。今年の春に旗揚げした四国初のご当地プロレス団体「愛媛プロレス」に、練習生として参加。中学3年生の時にラグビーを始めるまで、水泳、体操、相撲、柔道、レスリングなど多くのスポーツに取り組んできた。プロレスもトレーニングの一環かと言えばそうでもない。「目立ちたがり屋。派手なことが好きなので」

 しかし、試合になると目つきが変わる。2回戦では、ピンチの時に叫んだ。「シャットアウトや!」。シャットアウトとは、ディフェンスで相手を1ミリも前に出さないこと。チームで掲げた目標だ。この言葉通り、トライを奪おうと迫ってくる相手に果敢に飛びつきボールを奪い合った。

 3回戦の相手はAシードの東福岡。優勝候補との対戦を前に、多くの選手たちが表情を引き締める中、満面に笑みを浮かべた。「100点の力を出せばチャンスはある。東福岡もシャットアウトしたい」【木島諒子】

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