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2回戦 尾道、好機生かせず 奈良・御所実に敗退「強くなって戻ってくる」 /広島

(2016/12/31 12:45)

 第96回全国高校ラグビーフットボール大会(毎日新聞社、日本ラグビー協会、全国高体連など主催)第3日の30日、10大会連続11回出場の県代表・尾道は2回戦で御所実(奈良)と対戦した。優勝候補にも挙がるAシードの強豪相手に、攻撃では何度も相手ゴール前まで迫ったもののゴールラインに届かず、0-26で敗退。「絶対に強くなって戻ってくる」。選手たちは悔し涙で花園を後にした。【真下信幸】

 試合前のロッカールームに尾道高の校歌が響く。気持ちを高めた選手たちは目に涙を浮かべてグラウンドに向かい、気合に満ちた表情でキックオフを迎えた。

 序盤、気迫で押す尾道に対し、御所実はラインアウトで反則を犯すなどミスが目立つ。ロック中村俊介選手(3年)は「実際に手を合わせて、実力で負けている感覚は全然なかった」。尾道はスクラムの強烈な押しで相手ボールを奪うなど、拮抗(きっこう)した立ち上がりとなった。

 前半7分、相手に一瞬の隙(すき)を突かれてトライを許し、試合が動いた。12分、SO小野哲平選手(同)の絶妙なキックで敵陣深くに進出。その後、相手モールからボールを奪い、絶好のチャンスを迎えた。フォワードがしつこく近場を突き、インゴールまで残り1メートルを切ったが、最後はペナルティーを犯し、得点ならず。その後も幾度となく敵陣で好機を作ったが決定力に欠いた。24分には逆に1トライを奪われ、0-12で試合を折り返した。

 後半も尾道が攻める時間帯が続いたが、どうしてもインゴールを割れない。プロップ石丸唯人選手(同)は「スクラムなど自信を持っていた部分は通用したが、あと5メートルが遠かった」。守備では激しいタックルを浴びせたが、体格で勝る相手バックス陣にボールをつながれ2トライを献上。梅本勝監督(53)は「チャンスはうちの方が多かったが、御所実は確実にトライを取り切り、試合巧者だった」と悔やんだ。

 0-26でノーサイドのホイッスル。選手たちの目から再び涙があふれた。小野選手は「本当に悔しい。後輩たちはこの思いを忘れずに、来年僕らの分まで結果を出してほしい」と絞り出した。SH三輪悠真選手(2年)は「これから常に御所実のようなトップレベルの相手を意識して練習に取り組む。そして来年、絶対に強くなって花園に戻ってくる」と誓った。

「信じてきたこと発揮」 フッカー・淡野徳蔵主将(3年)

 「絶対に(気持ちを)落とすな!」「後半、1発目から出し切るぞ!」

 0-12のビハインドで迎えたハーフタイム、これまで以上に大きな声でチームを鼓舞。プレーでもノーサイドの瞬間まで体を張り続けたが、及ばなかった。「勝てる試合だった。取るべきところで(トライを)取れなかった」。終了直後は涙が止まらなかった。

 立ち上がりからフォワード陣は優位に立った。最前線で組むスクラムでは相手を押し込み、スローワーを務めるラインアウトでも安定してボールを確保した。「守備も含め、自分たちが信じてきたことを御所実相手に発揮することができた」と胸を張る。

 自身についても「最後までチームを引っ張ることができ、殻を破れた」と自己評価。大会前は「頼りない部分がある」と話していた梅本勝監督も、試合を終え「力を出し切ろうとする誠実さ真面目さが出ていた。良い主将になった」とたたえた。

 春には関西大に進学し、ラグビーを続けるつもりだ。「今以上に体を張って人に勇気を与えられるようなプレーヤーになりたい」【真下信幸】

 ▽2回戦

尾道 0 0-12 26 御所実

     0-14

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