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2回戦 航空石川、シード校初突破 国学院栃木に19得点 抽選で3回戦進出 /石川

(2016/12/31 13:17)

 第96回全国高校ラグビー大会(毎日新聞社など主催)第3日の30日、県代表・日本航空石川は2回戦に臨み、Bシードで17年連続22回出場の国学院栃木(栃木)と対戦した。両者互角の好ゲームとなり、19-19で引き分け、抽選の結果、日本航空石川が3回戦に駒を進めた。同校の3回戦進出は第87回大会以来9大会ぶりで、シード校との対戦を突破するのは初めて。3回戦は1月1日午後2時45分から、Bシードの常翔学園(大阪第2)と対戦する。【道岡美波】

 ▽2回戦

日本航空石川 19 12-7  19 国学院栃木

           7-12

 (抽選で日本航空石川が3回戦進出)

 試合は互いに点を取られたら取り返す緊迫した展開となった。

 先制したのは航空石川。前半9分、敵陣22メートルライン付近からこぼれたボールを藤原忍選手(3年)がインゴールに蹴り込み、自ら押さえてトライ。「必死にボールを追いかけた」(藤原選手)という奮闘で、幸先の良いスタートを切った。

 その後、相手のトライとゴールキックで逆転を許すが、前半終了間際、ゴール前のラックで、藤原選手からパスを受けた河井優選手(2年)が走り込みトライ。トンガ出身の2選手のマークに気を取られた相手ディフェンスのすきを巧みに突く好プレーだった。ゴールキックも決まり、12-7で前半を折り返した。

 後半は相手の反撃に苦しめられた。それでも、再逆転された後の17分、ラックから大倉豊選手(3年)が持ち出してトライし、19-14と再びリードする。試合終了間際、ボールを奪った相手にパスで右展開され、トライを許し、同点とされた。フィールド上で泣き崩れる後輩選手たちを3年生が「まだ負けていない」と励ました。

 今大会初の引き分け試合は、藤巻維吹(いぶき)主将(3年)が抽選に臨んだ。高校ラグビーでは引き分けた場合、規定に基づき選手の健康面に配慮し、延長戦はない。トライ数が多いチームが次戦に進むが、トライ数も同じ三つで、抽選になった。

 そして藤巻主将が引いたカードは「出場権あり」。チームメートが待機するロッカールームに駆け込み、「3回戦行けるぞ!」と知らせると、選手たちは「よっしゃ!」「やった!」と雄たけびを上げて抱き合った。

 藤巻主将は「うれしくて涙が出た」と感極まった様子。抽選に立ち会った小林学監督は「(3回戦では)国学院栃木の分も、という責任をずっしりと感じた。同点ではあるが、シード校とやり合えたのは大きい」と語った。

気迫の逆転トライ FW大倉豊選手(3年)

 2点リードされた後半17分、敵陣ゴール直前のラックから自ら飛び込んで逆転のトライを決めた。公式戦初のトライに「無我夢中でよく覚えていないが、ここで前に行かないと」と気迫を見せた。

 三重県出身。小学校低学年から空手を始め、中学の時に東海地区の大会で優勝した。ものづくりの仕事に就きたいと就職率の高い日本航空石川に進学し、ラグビーと出会った。「体が大きく、強くバチバチ当たっていく姿に魅力を感じた」

 入学時は体重88キロ。初心者でルールもパスの出し方も分からず不安はあったが、「恵まれた体格を生かせるはず」と前を向いた。空手で鍛えていなかった下半身を中心に強化し、マネジャーが作るおにぎりをたくさん食べて体重を103キロに増やした。ラガーマンらしく成長し、レギュラーの座をつかんだ。

 この日は鋭いタックルを何度も見せ、チームに大きく貢献した。

 「日本航空石川の歴史を変えられて本当にうれしい」。3回戦で大阪の強豪・常翔学園を破り、再び歴史を塗り替えると誓った。【道岡美波】

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