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秋田工、猛追及ばず /秋田

(2016/12/31 11:13)

 東大阪市花園ラグビー場で開かれている第96回全国高校ラグビーフットボール大会(毎日新聞社など主催)で、Bシードの県勢・秋田工は30日、2回戦で報徳学園(兵庫)と対戦し、19-24で惜敗した。前半、相手に4本のトライを許した。後半はトライを与えず、逆に2本のトライを成功させる猛攻で追い上げたが及ばなかった。3年ぶり66回目出場の秋田工が初戦で敗退するのは2009年に同じ報徳学園に敗れて以来。ノーサイドの瞬間まで果敢に攻め続けた秋田工フィフティーンには、会場から大きな拍手が送られた。【森口沙織】

後半に2トライ

秋田工 反5

 1 1 0 0  7 2 1 0 0 12 19

 T G P D  前 T G P D  後  計

 4 2 0 0 24 0 0 0 0  0 24

報徳学園 反12

 試合前、秋田工フィフティーンは円陣を組み「いくぞー」と気合を入れた。

 前半9分、15分と立て続けにトライを許した。しかし18分、TB児玉樹(いつき)選手(2年)がゴール前5メートルのラックからHB菅原優大選手(3年)のパスを受けてトライ。自らコンバージョンキックも決めた。児玉選手は「チームの雰囲気が下がってきているのを感じて、自分のトライで盛り上げたかった」と振り返る。

 ところがその後、モールで押し込まれて連続トライを奪われ、7-24とリードを許して前半を折り返す。

 後半15分、ゴール前5メートルのラックから、こぼれたボールをFW桑原真諭(まさと)選手(3年)が持ち出してトライ。21分にはゴール直前のラックからFW松本悠樹選手(2年)がトライを決めた。松本選手は「相手とぶつかっているすき間からゴールラインが見えていた。絶対にトライしてやると思った」。後半は得点を許さず、ノーサイド直前までゴール前で奮闘したが、あと一歩及ばなかった。

意地の復帰トライ FW・桑原真諭選手(3年)

 リードされて折り返した後半15分、ゴール前5メートルのラックからこぼれたボールを拾い、左中間にトライを決めた。「チームを勢いづけられるのは自分しかいない」。体重110キロの体格を生かし最後までぶつかった。

 5月ごろから右膝に痛みを感じ、8月に手術を受けた。「お前を絶対に花園へ連れて行く」。入院中、見舞いに来てくれた仲間たちは約束通り、自らは出場できなかった10月の県予選で3年ぶりの優勝を飾ってくれた。

 花園に照準を合わせて復帰。「自分がこのチームを勝たせる」。そんな強い思いからの意地の1トライだった。しかし後半28分、選手交代を命じられた。けがに配慮した監督の判断と分かっていながらも、「60分、みんなと戦いたかった」との思いが残る。

 ノーサイドの瞬間はベンチから見守った。初戦敗退に悔しさはあるが、「これまでのラグビー人生で一番うれしかった」と試合を振り返った。かけがえのない経験を胸に、大学でもラグビーを続けるつもりだ。【森口沙織】

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