全国高校ラグビー大会 HANAZONO LIVE

青森北、堅守崩せず 後半、意地の1トライ /青森

(2016/12/31 11:00)

 第96回全国高校ラグビーフットボール大会(毎日新聞社、日本ラグビー協会、全国高体連など主催)は30日に東大阪市花園ラグビー場で2回戦があり、県代表の青森北は茗渓学園(茨城)と対戦し、7-48で敗れた。青森北は開始早々立て続けに連続トライを許した。後半に佐井颯選手(3年)のトライと柏谷優次選手(同)のコンバージョンゴールで反撃するも、相手FW陣の力強い突破やミスを突かれて失点を許すなど終始圧倒された。【成瀬桃子】

 ▽2回戦

青森北 反5

 0 0 0 0  0 1 1 0 0  7  7

 T G P D  前 T G P D  後  計

 4 3 0 0 26 4 1 0 0 22 48

茗渓学園 反6

 青森北は、バックス陣を中心にしたパス回しで攻める茗渓学園の展開力に終始翻弄(ほんろう)された。

 試合開始から早いテンポで左右に揺さぶる相手にタックルが決まらず、前半10分までに4トライを許す劣勢に。その後の攻めもゴール付近まで押し上げるも、相手の堅い守備に阻まれトライできず、26点差をつけられて試合を折り返した。

 無得点で迎えた後半開始直後に意地を見せた。後半2分、ゴール前10メートル左中間の位置で、相手の反則で試合が止まり、相手守備が緩んだのをSH佐井選手は見逃さなかった。「みんなの力で前まできた。反撃のきっかけになってほしい」と早いリスタートから相手をかわして中央へ単独突破。タックルを受けながらも強引に押し込むトライで反撃ののろしを上げた。直後の好位置からのコンバージョンゴールも柏谷選手が冷静に決めた。

 だが、わずか3分後に1トライを決められ再び26点差に。青森北はフランカー佐々木康汰選手(同)が「接点では勝っていた」という自慢のFW戦で勝負を仕掛けた。終盤に佐々木選手らFWがモールで押し込みトライを決めたかと思われたが、直前の反則で認められず好機を生かせなった。逆に相手のステップで守備が次々にかわされて独走を許し、パスワークで空いたスペースに切り込まれるなどして3トライを追加され突き放された。

 ノーサイドの笛が鳴り、青森北の選手たちは互いに肩をたたきながら「ありがとうな」と声をかけ、健闘をたたえた。

闘争心最後まで 柏谷優次選手 青森北=3年

 けがの影響も見せず、司令塔の闘争心は最後まで折れなかった。

 開幕前日の26日の練習でタックルを受け、地面に倒れた時に左手首を骨折した。スタメン出場となった茗渓学園戦の直前も痛んだが、「最後だから気持ちで乗り切る。自分のできる最低限のことをやろう」と切り替えた。

 攻めの起点となるスタンドオフで、試合中は何度もボールが渡ったが、的確なパス出しやランで好機を演出。体格で勝る相手に何度もぶつかった。後半2分に味方が待望のトライを奪った後は、自らの足でコンバージョンゴールを決め、点差を縮める活躍も見せた。

 2010年に青森工の選手で花園出場した兄の凌佑さん(24)の影響でラグビーを始め、自分も花園の舞台に立つために青森北に入学した。茗渓学園と戦った第2グラウンドは、くしくも凌佑さんもプレーした場所。試合は敗れて「万全の状態じゃなかった」と悔やむが、「兄と一緒の場所で戦えて感慨深いです」と笑顔を見せた。【成瀬桃子】

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