全国高校ラグビー大会 HANAZONO LIVE

山口、69大会ぶり白星

(2016/12/28 18:58)

 ○山口24-15 富山第一●(28日・1回戦) 

 「攻撃は最大の防御」という。しかし、山口にとっては、逆だ。「防御は最大の攻撃」。タイガージャージーに身を包んだ15人の小兵は、激しいタックルに活路を見いだした。

 前半4分、自陣での守りでSO右近幸のタックルがノックオンを誘うと、こぼれ球を奪ってバックスに展開して先制。3分後には、縦に突っ込んでくる相手に、フランカー西見康とNO8宮川透が2人がかりでタックル。たまらず相手が前に落としたボールを確保し、連続攻撃で追加点につなぐ。右近幸は「守りからチャンスを生み出す。山口らしい堅守速攻の形で流れに乗れた」と、納得の表情だ。

 攻めのディフェンスは、チームの原点だ。初出場した春の全国選抜大会。大阪桐蔭など強豪との試合は自陣でのプレーが続いたが、辛抱強く守れば、相手が乱れて得点機が生まれることも実感した。体重が軽い分、1人目が足元にタックルすると同時に、もう1人が上半身に体を強くぶつける「ダブルタックル」を徹底してきた。

 練習は裏切らなかった。「次第に2人目の動きが遅くなった」(中江監督)と富山第一に迫られたが、要所では、密集からボールを出させずに反則を誘い、相手のリズムを寸断した。半世紀以上前の白星は今はなき西宮球技場で挙げたもので、花園では初勝利。だが、主将のフランカー藤井は「久しぶりの勝利はうれしいが、目指す場所はまだ先」と語る。歴史的な1勝にも、浮かれることはない。【角田直哉】

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