全国高校ラグビー大会 HANAZONO LIVE

  • Twitter:@RugbyMBS

松山聖陵46-0山形中央 松山聖陵が初勝利

(2016/12/29 16:13)

 (28日・東大阪市花園ラグビー場)

山形中央(山形) 反10

 0 0 0 0  0 0 0 0 0  0  0

 T G P D  前 T G P D  後  計

 3 1 0 0 17 4 3 1 0 29 46

松山聖陵(愛媛) 反11

 ▽主審=外間元人

松山聖陵46-0山形中央

 ■マイボール

「負けず嫌い」結実 渡辺悠太(28)=松山聖陵・監督

 「感情を表にうまく出せない」。言葉とは裏腹に、ノーサイドでは目尻を下げ、選手たちと固い握手を交わした。監督就任5年目でチームを39大会ぶりの出場、さらに花園初勝利に導いた。

 東海大仰星(大阪)のWTBとして、第86回大会の優勝に貢献。ただ、決勝は前半に相手選手との接触で頭を打ち、「試合中の記憶がない」という。

 「やる以上は日本一を目指す。自分の経験を伝え、同じ思いをさせたい」。指導者に転じてからのモットーだ。選手と体を合わせながら指導する一方、ルールや戦術の説明にも時間を割いてきた。

 こうして、主将のフッカー三好を中心に粘り強い防御とFWを軸とした攻めを持つチームが生まれた。豊富な運動量を生かし、接点で激しく圧力をかけての零封勝ち。春先には走り込みなどで体を作り、週に数回は社会人選手との練習でコンタクトプレーを鍛え上げた。取り組みが結実した勝利だった。

 三好によると「負けず嫌い」。「今日の結果には全然満足していない」と教え子が語る一面をのぞかせつつ、「よく走ってくれた」と目を輝かせ、選手の奮闘を喜んだ。【谷口拓未】

 ■ホイッスル

部員確保に道険し

 懸命の防御も及ばず、じわじわと点差が広がっていった。出場校中最も少ない19人の登録で挑んだ山形中央。後半に8人を入れ替えた松山聖陵に劣勢を覆せず、得点を奪えないままに敗れた。

 1993年度に全国で約5万人だった高校生の競技人口は、昨年度は2万8165人まで減少。花園の出場チームでも、部員確保という原点に苦しむ地域が生まれている。

 山形県内でラグビー部がある中学校は1校で、ラグビースクールも一つだけと裾野は狭い。少子化に加えて優秀な選手が県外に流出するケースもあり、佐藤大志監督(31)は「かなり厳しい現状」と危機感を抱く。

 県予選はWTBだった長瀬寛大(1年)はフランカーで先発し、左足首を負傷して交代した。小学生の時にラグビーに興味を抱いたが、高校に入るまでは縁がなかった。「もっと山形でも競い合いたい」と、県内選手の少なさを寂しがる。

 20人で臨んだ高松北(香川)も、27日に流通経大柏(千葉)に零封された。高木智監督(50)は「昨年のワールドカップでも、盛り上がったのは都会だけ」と、部員確保への「追い風」は感じていない。

 創部から指揮を執り続けて27年目。ただ、花園初勝利への執念は失っていない。「諦めずに継続する。全国で必ず勝つ」と、険しい壁に挑み続ける。【坂本太郎】

高校ラグビーニュース

PR

Twitter

応援メッセージ

Twitter・インスタグラムともにハッシュタグ「#高校ラグビー」応援メッセージを投稿してください。