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土佐塾、最後まで奮闘 「花園で1勝」届かず 青森北に22-26、スタンドから拍手 /高知

(2016/12/29 15:48)

 第96回全国高校ラグビーフットボール大会(毎日新聞社、日本ラグビーフットボール協会など主催)は28日、東大阪市花園ラグビー場で1回戦があり、県代表の土佐塾は青森県代表の青森北に22-26で敗れた。18年ぶりの「花園での1勝」には惜しくも手が届かなかったが、最後まであきらめず前を向いて奮闘したフィフティーンに、スタンドから温かい声援が響いた。【松原由佳】

土佐塾 反9

 2 0 0 0 10 2 1 0 0 12 22

 T G P D  前 T G P D  後  計

 1 0 0 0  5 3 3 0 0 21 26

青森北 反2

 土佐塾は序盤から積極的に攻めた。前半10分、FB片岡倫選手(3年)が「キックミスをしてしまったので、自分で取り返そう」と自陣10メートルライン付近、SH西田有作選手(3年)からボールを受けると、そのまま走り、「絶対いける」と左中間にトライ。先制すると、土佐塾のスタンドからは大きな歓声が湧き起こった。続いて同18分、WTB竹嶋大貴選手(3年)の右中間トライで10-0に。竹嶋選手の母奈巳さん(47)は「感動しました。やってくれると信じていた」と笑顔。前半22分、青森北にトライを許したが、10-5で前半を折り返した。

 スタンドで応援していたOBで元主将の竹下雅教(うたき)さん(19)は「最高でした。後半も前半と同じように攻めていってほしい」とエールを送った。西村保久監督は選手たちに「このまま全員がんばってやれ」と声を掛け、送り出した。

 後半6分、FL吉松直輝選手(2年)が左中間で押さえてトライ。片岡選手のゴールも決まり、17-5に。後半13分に青森北がトライとゴールを決め、17-12と5点差に迫られたが、同15分、NO8新階(しんがい)彩幸(さゆき)主将(3年)が右中間にトライし、22-12と10点差に差を広げた。

 同19分、青森北がトライとゴールを決め、22-19に点差を詰めると、同27分には22-26と逆転を許した。スタンドからは「まだ時間がある」「いける」と声援が飛んだが、ノーサイド。4点差で惜しくも「花園での1勝」には手が届かなかったが、熱戦を繰り広げた選手たちに大きな拍手が送られた。

高校からプレー、達成感も 土佐塾・畠山和哉選手(3年)

 ラグビー経験者の多い土佐塾の中で、高校から始めた数少ない選手の1人。小学生の頃は野球をやり、土佐塾中時代はテニス部だったが、体格の良さを見込まれて新階彩幸主将(3年)らに誘われ、ラグビー部に入部した。「今までやってきたスポーツの中で一番楽しい。ディフェンスなど、ボールを持っていなくても仕事ができるから」と話す。

 経験者の多い中で、最初はルールも難しく「みんなとはラグビーをやってきた年数が違う。高校から入って右も左も分からない状態だった」。しかし、チームメートにアドバイスをもらったり、プレーを見ることで、経験の差を埋めるように努力した。「今でもまだまだ学ぶことが多い」と謙虚な姿で話すが、青森北戦ではスクラムの際に踏ん張り、押し切られないようロックとしての役割を果たした。

 「自分の力を出し切れたので達成感がある。悔いは残っていない」。試合後、すがすがしい表情を見せ、「みんながいろいろと教えてくれた。最後の3年生でみんなから今まで習ったことを出し切れた。ありがとうと言いたい」と振り返った。

 卒業後は大学に進学し、クラブチームでラグビーを続けたいと考えている。「1年生でも試合に出られるように頑張っていきたい」と意気込む。【松原由佳】

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