全国高校ラグビー大会 HANAZONO LIVE

尾道、関商工に快勝 9トライ、攻守に持ち味 /広島

(2016/12/29 15:38)

 東大阪市の花園ラグビー場で開かれている第96回全国高校ラグビーフットボール大会(毎日新聞社、日本ラグビー協会、全国高体連など主催)第2日の28日、10大会連続11回目出場の県代表・尾道は1回戦で関商工(岐阜)と対戦。バックスとフォワードが一体となったパス回しから計9トライを重ね、57-12で快勝した。2回戦は30日午後2時半、第1グラウンドでAシードの御所実(奈良)と対戦する。【真下信幸】

 ▽1回戦

尾道 57 19-12 12 関商工

      38-0

 前半開始早々、敵陣で10メートルライン付近からのラックを展開し、FB村田享翼選手(3年)がボールを受けた。「相手ディフェンスを見たら、前が空いていた。そこを突いたら抜ける」。思い切りよくステップを切り、守備網を突破。そのままインゴールに飛び込み、先制した。9分にもトライを奪うが「良い形で点が入り、逆に緩んでしまって」(村田選手)15分、ペナルティーを起点にトライを許す。追加点も入れるが、前半終了間際にはパスをインターセプトされて失点。19-12の僅差で折り返した。

 強い風が吹く中、始まった後半。風下に立った尾道は、前半に多用していたバックス陣のキックを減らし、パスを主体に攻める。SO小野哲平選手(3年)は「バックスに展開すれば前進できる手応えが前半からあった。風下でキックも伸びないので、思い切ってパスで攻めた」。後半6分、自陣22メートルライン付近のラインアウトから展開し、バックスラインに入っていたNO8丸山泰史選手(同)が大きくゲイン。最後は村田選手につなげてトライを奪った。その後は、タックルを受けながらパスをつなぐ「オフロードパス」も次々に決まり、計6トライを挙げた。

 守備では、相手の重量フォワードがラックサイドを再三攻める中、激しいタックルで前進を許さなかった。フランカー新宅真仁選手(同)は「後半は、タックルで前に出ることができ、流れを引き寄せた」と胸を張った。

 2回戦は優勝候補にも上がる御所実。新宅選手は「攻守に持ち味が出た後半のような戦いぶりを立ち上がりから出す必要がある」。フッカー淡野徳蔵主将(同)は「今日以上に気合を入れて、絶対に勝つ」と意気込んだ。

スクラムの「支柱」 プロップ・伊ケ崎瑛太選手(3年)

 前半19分、敵陣10メートル付近での相手ボールのスクラム。楕円(だえん)球が投入されると、尾道フォワード陣が一気に前進し、奪取した。直後にもスクラムでペナルティーを誘い、トライの起点となった。文字通り支柱(プロップ)である背番号3番は「プレッシャーをかけることができた」と胸を張った。

 チーム最重量の109キロ。当たりの強さなどを買われ、高校日本代表候補にも選ばれた。最前線で組み合うプロップとして「スクラムが僕らの生命線」とこだわる。

 関商工戦では、前半12分に最初のスクラム。「当たった瞬間、相手からさほど圧力を感じなかった。自分の間合いで組めた」。前半終了間際のピンチでも、強烈な押しに相手プロップがたまらず頭を下げてペナルティーとなり、自陣からの脱出に成功。後半16分に交代するまで終始、組み勝った。梅本勝監督は「流れが悪かった前半にスクラムで優位に立てたことが大きかった」とたたえた。

 御所実との2回戦に、「一発目のスクラムで圧倒して相手に嫌な印象を植え付け、チームを流れに乗せたい」と力を込める。「一昨年の4強を超えたい。御所実を倒さないことには始まらない」【真下信幸】

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