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浜松工、猛攻で59点 後半一気に7トライ /静岡

(2016/12/29 13:58)

 東大阪市花園ラグビー場で開かれている第96回全国高校ラグビー大会(毎日新聞社、日本ラグビー協会など主催)は28日、県代表の浜松工(3年ぶり5回目)が登場。11トライを奪う猛攻で米子工(鳥取)に快勝し、初戦突破を果たした。2回戦は30日午前9時半、大会屈指の有力校、東福岡(福岡)と対戦する。【竹田直人】

 「今日はフルモーションラグビーではなく、スローモーションラグビーでしたね」。59点を奪い、相手を0トライに封じた“完勝”にも、試合後の吉本敬監督の表情は、硬いままだった。

 前半開始直後からFW、BKが一体となって攻めるチームのスローガン「フルモーションラグビー」の名の通り、フィールドを目いっぱい広く使った攻撃を再三、試みたが、最後のパスがつながらない。NO8の大塚滉生主将(3年)も「みんな花園の空気にのまれ、動きがかなり硬かった」と振り返る。

 それでも、前半8分、SO小池悠太選手(3年)の飛ばしパスをFB増田巧選手(2年)が受け取り、左サイドを独走、先制のトライを決めた。6分後にはモールを20メートルに渡って押し切り、フッカー石川右京選手(3年)がトライ。同29分にもBK陣のパスがさえ、増田選手が再びインゴールを陥れた。

 後半に入ると、フィフティーンは花園の空気にもなじみ始めた。後半開始早々、中央のラックからサイド攻撃で、フランカー渡辺颯誠選手(3年)がトライ。以降はパスもつながり始め、後半だけで7トライを挙げた。

 吉本監督は「100点満点中60点の試合。2回戦までに修正しないと、東福岡には勝てない」と総括。大塚主将も「ミスも多かったけど、選手の間のコミュニケーションも少なかった。2回戦は今日と同じようにならないようにする」と気を引き締めていた。

最後方から冷静に FB増田巧選手(2年)

 試合開始直後から相次いだ仲間のパスミス。フィールドの最後方で「みんな緊張しているな。早く先制点を挙げて落ち着かせないと」と期していた。

 好機は前半8分に訪れた。敵陣10メートルでSO小池悠太選手(3年)が放った長いパスを、体勢を崩しつつもうまくキャッチ。そのままインゴールまで駆け抜け、先制のトライを挙げた。「横に広く展開した浜工らしいトライだった」と振り返る。

 身長178センチ、体重87キロの立派な体格を誇るチームの“最後のとりで”。実は、1年生の頃はスクラムの最前線で戦うプロップとして体を張っていた。

 一番前から一番後ろという大胆なポジション変更だが、吉本敬監督は将来的にFBをさせる構想の下、プロップを命じていた。「FWにもまれて強さを付けさせた。ガタイもいいので五郎丸歩選手(仏1部リーグ、トゥーロン)のようになってくれれば」(吉本監督)。

 この試合、2トライを挙げたものの、コンバージョンキックは11分の2と不満足な出来。パワーと冷静さを兼ね備えた最後のとりでは「東福岡戦では一つのミスも許されない。集中して試合に臨み、強豪を倒したい」と腕をぶしていた。【竹田直人】

 ▽1回戦

米子工 反6

 0 0 0 0  0 0 0 1 0  3  3

 T G P D  前 T G P D  後  計

 4 1 0 0 22 7 1 0 0 37 59

浜松工 反3

高校ラグビーニュース

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