全国高校ラグビー大会 HANAZONO LIVE

関商工、堅守崩される FW戦、攻めあぐね /岐阜

(2016/12/29 13:32)

 第96回全国高校ラグビーフットボール大会(毎日新聞社など主催)は28日、東大阪市花園ラグビー場第1グラウンドで県代表の関商工が尾道(広島)と対戦したが、相手のスピードのある攻撃に防御ラインが崩され、12-57で敗れた。前半はプロップ泓城蓮(ふちじょうれん)選手(2年)やSO青山俊平主将(3年)の2本のトライで猛追するなど粘りをみせたが、後半はFW戦で苦しい戦いを強いられた。2回戦進出は果たせなかったが、最後まで全力を尽くした選手たちに岐阜から駆けつけた学校関係者、保護者会、OB会などの応援団は拍手で健闘をたたえた。【立松勝、中村宰和】

 ▽1回戦

関商工 反5

 2 1 0 0 12 0 0 0 0  0 12

 T G P D  前 T G P D  後  計

 3 2 0 0 19 6 4 0 0 38 57

尾道 反3

 前半に風下に回った関商工は試合開始直後の2分に尾道の速攻で先制トライを許すと、9分にもトライを奪われ、苦しい展開になった。しかし、15分にFW戦で右中間のゴール5メートル前のラックからSH前嶋佑樹選手(3年)のパスを受けたプロップ泓選手がトライを決めて反撃。FB名古路駿介選手(3年)が右から難しいゴールも決めた。28分にはSO青山主将が自陣10メートル付近で相手のパスをインターセプトし、約60メートルを独走して左中間にトライを決め、7点差で折り返した。

 関商工は風上に立つ後半に望みをつなぎ、5分までFW陣がモールで攻め込んだが、尾道の堅い守りに攻めあぐねた。6分にトライを奪われてからは守備の防御ラインが崩れ、集散の速い相手の攻撃に振り回され、計6本のトライを奪われた。

独走冷静にトライ

 ○…前半28分、尾道の横パスを積極的に前へ出て奪い、そのまま約60メートル走り抜けた関商工のSO青山主将。独走中、尾道の選手が左から2人、右から2人追いかけて来るのを感じながらも冷静なステップで左中間にトライを決めた。「インターセプトは個人目標の一つで、狙っていた。花園の第1グラウンドでトライを取れたのは自分の一生の思い出になる」と笑顔で胸を張った。

来年も花園に戻る

 ○…関商工のプロップ泓城蓮選手が前半15分、右中間へトライを決め、劣勢だった前半の流れを変えた。昨年7月の練習中に右足を骨折し、今年春までに3回手術した。今秋から復帰し、県予選からレギュラー入り。新チームの主将を任されるリーダーは敗戦にも「スタメンに2年生が4人入り、花園で悔しい経験をしたことが必ず次につながる。来年も絶対に花園に戻ってきたい」と決意を新たにしていた。

強化への思い語る

 ○…県ラグビーフットボール協会会長の田代正美・バローホールディングス会長兼社長がスタンドに駆けつけ、好プレーの場面で何度も「よし、よし」と声を上げた。今年4月に県ラグビー協会会長に就任し、久しぶりの花園での高校ラグビー観戦に、「面白い。(気持ちを)途中で切らすことなく、一生懸命やっている」と感想を口にした。関商工の初戦敗退に、田代会長は「もう少し強くなってほしいし、強くならなければ新しい人も入ってこない」と、強化への思いを語った。

生徒350人声援送る

 ○…関商工の生徒約350人がスタンドで応援し、前半15分と同28分にトライを挙げると、手をたたいて大喜びした。3年連続で花園に来た高井双葉さん(3年)は「知っている選手たちのいつもと違う面が見られ、かっこいいと思った。トライはとても興奮した。(高校3年間の)最後のいい思い出になる」と話し、旗を振って応援を続けた。

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