全国高校ラグビー大会 HANAZONO LIVE

キックで稼いでモールも圧倒 光泉

(2016/12/27 20:16)

 ○光泉39-3日川●(27日・1回戦)

 前半6分に3点を先取された直後。光泉の鮮やかなキックプレーが流れを一瞬で変えた。SH土永が中央付近でショートパントした球を約10メートル前進して自らキャッチ。一瞬で防御網をかいくぐって混乱に陥れると、攻撃は一気に加速した。土永が「これで自分たちのペースに持っていけた」と手応えを口にしたNO8漆谷の逆転トライにつないだ。

 悪コンディションに応じた戦い方を見せた。雨でぬれた球にキャッチミスを繰り返す日川とは対照的に、キックで陣地を稼いでモールでも圧倒した。24点差をつけた後の後半22分にも見せ場が訪れる。土永のキックパスを、指示通りに右サイドを駆け上がった漆谷が拾ってトライ。薬師寺監督が「雨の予報を見て、キックを多用して前にボールを落とす練習をみっちりしてきた」という作戦が、見事にはまった。

 就任10年目の薬師寺監督は、京都・伏見工(現伏見工・京都工学院)が第72回大会(1992年度)で優勝した時のFB。10月に亡くなった平尾誠二さんらの初優勝に憧れ、伏見工伝統の「独創的なラグビー」が指導の基礎になっている。

 キック、モールを織り交ぜて相手に的を絞らせない攻撃は年々磨きがかかり、6大会連続で初戦突破。まだ2回戦の壁は破れず、しかも今回は前回覇者の東海大仰星(大阪第1)と対戦。だが、薬師寺監督は「何か起こせればいいですね」と不敵に笑う。「秘策」があるとみた。【浅妻博之】

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