全国高校ラグビー大会 HANAZONO LIVE

感じろ これが花園だ 旭川工・平間監督、自身の感動胸に

(2016/12/28 13:51)

 27日に開幕した第96回全国高校ラグビーフットボール大会で、初出場した旭川工(北北海道)の平間慎理監督(52)は特別な思いでグラウンドの選手たちを見つめた。かつて帯広工の選手として花園に出場し、監督として初めて戻ってきた。「懐かしいというより新鮮」。1回戦で対戦した高鍋(宮崎)に5-69で負けたが、得意のモールから1トライを奪った。「歴史を受け継いでいくため一層努力したい」と次を見据えた。

 平間監督は1989年に同じ北北海道の本別の教員として赴任し、ラグビー部顧問に。部員が少なく、野球部やサッカー部から助っ人を借りて公式戦に出たことも。96年に室蘭工に移り、ハンドボール部副顧問をしつつ、廃部になっていたラグビー部を復活させるため部員を勧誘した。翌年、十数人が集まり、同好会を発足させた。

 ラグビーへの思いを持ち続けたのは、高2の時にスタンドオフとして出場した花園の記憶ゆえだ。グラウンドの芝生の匂い、大舞台で力を出し切った疲労感……。「限られた者にしか味わうことのできない感覚は何よりも大きい。この感覚を肌で感じてほしい」

 旭川工に転勤して13年目の今年、49年創部以来の初出場を決めた。予選は全て逆転勝ち。試合や練習の課題を反省し、学年の上下に関係なく意見を出し合ってプレーを修正してきたたまものだった。例年の今ごろは膝の上まで雪が積もる厳しい練習環境も乗り越えた。

 試合は後半29分、ゴール前ラックからフランカーの奥天(おくてん)滉太選手(3年)が持ち込みトライを決め、意地を見せた。

 平間監督は試合後、抱き合う選手たちを見つめ、「みんな良い表情をしていた。やはり監督としての花園は格別だ」と目を細めた。【澤俊太郎】

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