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九州学院きょう初戦「いつも通りのプレーを」 被災時合宿場所を提供、宮崎・延岡星雲の分まで /熊本

(2016/12/28 14:16)

 第96回全国高校ラグビーフットボール大会(毎日新聞社など主催)が27日、東大阪市の花園ラグビー場で開会式が行われ、3年ぶり3回目出場となる県代表の九州学院は堂々と入場行進した。1回戦は28日午前11時20分、第3グラウンドで朝明(三重)と対戦する。

 選手たちは22日に熊本市を出発し、24日から大阪市のグラウンドでパス回しやタックルなどで最終調整をしてきた。開会式後は練習試合などで交流がある長崎北陽台(長崎)の初戦を応援した。

 松岡紘平主将(3年)は「行進だけでなく、2回戦に進み第1グラウンドでプレーしたいという思いが強くなった」、岡本直大監督(43)は「熊本代表として簡単には負けられない。いつも通りのプレーをしようと声をかける」と話していた。【出口絢】

 九州学院が熊本地震で被災した時、合宿場所を提供してくれたのが宮崎県立延岡星雲(延岡市)だった。延岡星雲は宮崎県大会決勝で敗れたが、九州学院の選手は「花園で活躍する姿を見せたい」と28日の初戦に臨む。

 九州学院は4月14日の前震で校舎が被災して5月の大型連休明けまで休校になり、4月に予定されていた新年度最初の公式戦「会長杯高校ラグビー大会」も中止された。毎年5月の大型連休中に合宿していた大分県九重町の旅館が被災して困っていた時、声をかけてくれたのが延岡星雲の池田晋一監督だった。九州学院の岡本直大監督の日本体育大時代の後輩で、以前からよく練習試合をしていた。

 5月の合宿は「できるだけお金をかけないように」と延岡星雲で行われ、同高の保護者が空揚げやカレーなどを炊き出し、体育館で両校一緒に宿泊した。「地震で家は大丈夫だったか」「お互い花園に行こう」。枕を並べて熊本地震からラグビーのことまで話し込んだという。松岡紘平主将(3年)は「いろいろな人の支えがあってラグビーをできていると実感した」と話す。

 花園出場を決めた11月の熊本県大会決勝後、延岡星雲の出水瑛斗選手(同)から無料通信アプリ「LINE(ライン)」で九州学院の松本龍斗選手(同)にメッセージが届いた。「優勝おめでとう。俺らの分も花園で暴れてくれると信じている」。松本選手は「九州学院の強みはバックス。ボールを動かせば大きい相手フォワードにも対応できる」と初戦突破を誓った。【出口絢】

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