全国高校ラグビー大会 HANAZONO LIVE

開会式 朝明、初戦「圧倒」誓う きょう九州学院と /三重

(2016/12/28 12:51)

 第96回全国高校ラグビーフットボール大会(毎日新聞社など主催)が27日、東大阪市花園ラグビー場で開幕した。5年連続7回目出場の県代表の朝明(四日市市)は28日、午前11時20分から第3グラウンドで、九州学院(熊本)と対戦する。

 開会式で、朝明の選手たちは、全国各地の代表とともに胸を張って、堂々と入場行進した。見守った保地直人監督(42)は「けが人も戻り、良い緊張感がある。ブレークダウン(密集でのボール争奪戦)で勝てるようにしたい」と2年連続の初戦突破へ力を込めた。

 フォワードに突破力がある朝明と、バックスの展開力が自慢の九州学院という戦力構図。朝明の山田吏樹主将(3年)は落ち着いた表情で「(九州学院を)圧倒します」と宣言。3年ぶり3回目の出場の九州学院の岡本直大監督は「(朝明は)フォワードが大きいので、自陣でプレーしないようにしたい」と気を引き締めていた。【山本萌】

父の無念を胸に 朝明・FB 森優太選手(3年)

 レギュラーの座を射止めて聖地に戻ってきた。父の無念も胸に追い求めてきた花園で、集大成の戦いが待つ。「うちはフォワードが強いが、バックスも前に出たい」。フルバック(FB)として、攻防のカギを握る。

 四日市市出身。四日市工で主将を務めた会社員の父郁雄さん(44)に勧められ、小学2年でラグビーを始めた。「ボールをもらって走った時、めちゃくちゃ楽しかった」。今も鮮明に覚えている感動を原動力に楕円(だえん)球を追い続けてきた。

 現役時代はスタンドオフで鳴らし、屈強な背を持つ父はあこがれだった。その父が果たせなかった、花園がいつしか目標となり、強豪・朝明に進んだ。

 昨年、花園の芝を踏みしめた。京都成章との2回戦、途中出場し、トライも奪った。ゴール右へ飛び込み、顔を上げた時、観客席で、ほほ笑む父の姿が見えた。

 ただ試合は12-71の大敗だった。大会直前から控えに回ったこともあり、胸には喜びと悔しさが同居した。再び鍛錬を重ね、チームになくてはならない男にのし上がった。

 九州学院戦のキックオフが迫る27日夕、大阪市の宿舎で、父の野太い声が携帯電話に響いた。「積極的にパスをもらえ」。短く「もちろん」と応えた。身長177センチは父をわずかに超えた。応援に訪れる父の前で、たくましくなった背番号「15」が駆ける。【山本萌】

〔三重版〕

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