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開会式 憧れの聖地、堂々行進 富山第一、きょう山口と初戦 /富山

(2016/12/28 14:53)

 東大阪市花園ラグビー場で27日に開幕した第96回全国高校ラグビーフットボール大会(毎日新聞社、日本ラグビー協会など主催)。開会式で県代表の富山第一フィフティーンは、ロイヤルブルーのジャージー姿で正々堂々と入場行進した。

 富山第一は3年ぶり9回目の出場。石塚弘泰主将(3年)は「あこがれの舞台に立ち、言葉では言い表せないぐらい興奮した。チームは選手一人一人の意識も高くなっている。試合では目標の1勝を目指し、感謝の気持ちを込め、最後まで全力で戦いたい」、河合謙徳監督は「今までで一番いい行進ができた。いよいよだという実感もわいてきた。持っている力を発揮していいゲームをしたい」と、それぞれ意気込みを語った。

 チームは25日に現地入りし、26日は午前中、大阪府内のグラウンドで練習をこなした。初戦は28日、第3グラウンドの第3試合(午後0時40分試合開始予定)で、山口(64大会ぶり4回目)と対戦する。入場料は一般1000円、高校生300円、中学生以下無料。【青山郁子】

11月急逝の父に1勝誓う 青山佳希選手(2年)

 富山第一(富山市)のスクラムハーフ、青山佳希選手(16)=2年=は今年11月、県予選直後に父智則さんを亡くした。花園デビューを心待ちにしていた父との突然の別れ。「頑張っている姿を見せたい」と、悲しみを乗り越えて、グラウンドを駆け巡る。

 佳希選手は5人きょうだいの4番目。叔父、智昭さんが1990年に同校が花園に初出場した時のメンバーだった影響で、兄直哉さん(21)も富山第一ラグビー部で3年連続で花園に出場するなど活躍した。兄のプレーにあこがれ、佳希選手は161センチ、55キロと小柄な体格だが「富山第一でラグビーをする」と前々から決めていた。

 そんな兄弟を誰より応援していたのが智則さんだった。ラグビー経験はなかったが、ルールブックを購入し、佳希さんの試合はほぼ全試合を観戦。ビデオを撮り、試合後は自宅で録画を見ながら3人でラグビー談議に花を咲かせたという。

 富山市内で11月5日に行われた県予選の決勝戦。花園出場を決め、帰宅後「おめでとう。よくやった」と言ってくれたのが、佳希選手にとって最もうれしい、そして最後の父の思い出となってしまった。

 智則さんは11月27日、急性心不全のため47歳の若さで急死。前日まで元気だったといい、あまりに突然だった。佳希選手の初舞台に向けて、着々と応援の準備を進めていたといい、母久美子さんも、葬儀で「佳希の花園の試合を見られなかったのが残念だと思います」と涙を流した。

 佳希選手は学校を休んだが、1週間後、「頑張っている自分を父に見せたい」とグラウンドに復帰した。以前にも増して練習に熱が入るようになった。

 初戦は久美子さん、直哉さんも花園のスタンドで観戦する予定。佳希選手は「父は天国で応援してくれると思う。その父のためにも、1勝を」と誓っている。【青山郁子】

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