全国高校ラグビー大会 HANAZONO LIVE

  • Twitter:@RugbyMBS

新潟工、FW躍動 7トライ、初戦快勝 /新潟

(2016/12/28 10:44)

 第96回全国高校ラグビーフットボール大会(日本ラグビー協会、毎日新聞社など主催)が27日、東大阪市花園ラグビー場で開幕した。13年連続41回目の出場となった県代表の新潟工は、開会式直後の1回戦で鹿児島実(鹿児島)と対戦。50-14で快勝し、3年連続2回戦進出を決めた。新潟工は、持ち味の重量級FWを軸に主導権を握り、着実にトライを重ねた。会場には、同校OBでラグビー日本代表の稲垣啓太選手(26)=パナソニック=も応援に駆け付け、「僕ができなかった花園での年越しをこのチームならできると思う。頑張ってほしい」と声援を送った。2回戦は30日午後2時から同ラグビー場で行われ、明大中野(東京第2)と対戦する。【後藤結有】

 ▽1回戦

鹿児島実 反5

 1 1 0 0  7 1 1 0 0  7 14

 T G P D  前 T G P D  後  計

 3 3 1 0 24 4 3 0 0 26 50

新潟工 反8

 「勝ちます」。試合開始前、樋口猛監督が笑顔で言い切った通り、新潟工は危なげなく初戦を制した。

 試合開始直後の前半2分、新潟工の応援席から早くも歓声が湧き起こる。伝統の強力FW陣によるモール攻撃でゴール前5メートルまで押し込むと、SH本間虎太郎選手(3年)からのパスを受けた左プロップ近藤芽吹(いぶき)選手(同)が抜け出し、先制トライ。幸先のいいスタートを切った。

 だが、ペナルティーゴールで追加点を奪った直後の前半11分、自陣22メートルライン付近でラックから抜け出した相手バックスを止めきれず、トライを許す。「プレッシャー、プレッシャー!」。SO小林大也主将(同)が声を張り上げて仲間を鼓舞。選手らは気持ちを立て直し、17分、21分と連続トライを挙げた。

 だが、樋口監督は納得していなかった。反則が目立ち、果敢にアタックすべき場面でパスを回すなど、消極的なプレーが目立っていた。「ここは花園だ!」「FWの強みを生かして縦に攻めろ!」。ハーフタイム、選手たちに活を入れる。

 気を引き締めて臨んだ後半、ようやく持ち味が出始める。後半4分、敵陣ゴール手前7メートルからモールでじりじりと押し込むと、左ロック中村崇志選手(同)がトライ。県大会で何度も見せた光景だった。新潟工はその後も着実にトライを重ね、前後半で計7トライと圧倒。後半22分には主力選手らを入れ替えて、経験を積ませる余裕も見せ、目標のベスト8に一歩近付いた。

体力上げ、挑む花園 新潟工・近藤芽吹選手(3年)

 試合開始直後だった。ラックから抜け出した味方のパスを受けると、足にしがみつく相手選手を振り払い、インゴールに飛び込んだ。「花園での1トライは重い」。試合前、自らが語っていた言葉通り、FW陣を率いてきた中心選手が、大舞台で貴重な先制トライを挙げた。

 1年時からレギュラーを務め、今年が3度目、そして最後の花園の舞台。経験を積んできたからこそ、何が大切なのかを身をもって知っていた。

 昨年の2回戦では、途中で足が動かなくなり、悔しい思いをした。強豪が相手の花園では、1時間走り回れる体力が必要だと痛感。「運動量」を意識して練習を重ね、「しんどい」と感じた時こそ、走り込みを重ねた。その積み重ねがあるからこそ、言葉にも力強さがこもる。

 「3年間で一番自信がある。格上の相手でもしっかり仕留めて、最高のゲームにしたい」。2年分の雪辱を果たすべく、高ぶる闘志を胸に2回戦に臨む。【後藤結有】

高校ラグビーニュース

PR

Twitter

応援メッセージ

Twitter・インスタグラムともにハッシュタグ「#高校ラグビー」応援メッセージを投稿してください。