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開幕 明大中野が躍動 27年ぶり花園勝利 /東京

(2016/12/28 2:49)

 東大阪市花園ラグビー場で27日に開幕した第96回全国高校ラグビーフットボール大会(毎日新聞社など主催)で、東京第2地区代表の明大中野(27年ぶり3回目)はこの日の1回戦に登場。和歌山工業(和歌山)に31-10で快勝し、花園で27年ぶりの勝利を挙げた。30日の2回戦で、新潟工(新潟)と対戦する。

 開会式は雨の中、明大中野と東京第1地区代表の東京(2年ぶり12回目)が入場行進。校名プラカードを持ち先頭を歩いた東京の鈴木一之介選手(3年)は、高校からラグビーを始めた。登録メンバー入りはできなかったが「大舞台で、胸を張って行進ができた」と笑顔だった。

 Bシードの東京は30日の2回戦で、名護(沖縄)と岡谷工(長野)の勝者と対戦する。【早川健人】

 雨上がりの花園の芝の上を、明大中野の選手たちが躍動した。ファーストスクラムから和歌山工を押し込み、HO西川永陽選手(3年)は「低く刺せて、押せる感覚があった」と、気持ちの上でも優位に立った。

 前半5分、相手陣ゴール前5メートルのラックからSH今井快主将(同)が左にパス。「前が空いているのが見えた」というナンバー8加藤諒選手(同)が、中央付近に先制のトライを挙げた。約400人の応援団は、紫紺と白色の小旗を一斉に振って盛り上がった。

 スタンドでは加藤選手の父、行央さん(48)が「自分の仕事をしてくれた」と喜んだ。行央さんは明大中野ラグビー部が都予選決勝に初進出した時の主将。花園出場という父の夢をかなえた加藤選手は「うれしい。次の試合も気負わずにプレーしたい」と意気込んだ。

 前半23分には、相手陣ゴール前ラインアウトからモールを押し込み、FL高原頌伍選手(同)が左隅にトライ。キックオフ直後の攻防で和歌山工選手の頭がぶつかり、左まぶたの上を切って負傷していたが「痛みは全然気にならなかった。練習通り。FW全員で取ったトライ」と試合後、笑顔を見せた。

 ハーフタイムのロッカールーム。12-3とリードしても、花井良達ヘッドコーチ(44)は「ミスが多く、今まで練習したことができていない」と活を入れた。後半開始直後、自陣10メートルラインのラックから今井主将が球を出し、SO中村勇太選手(2年)とクロスしたFB小島昂選手(3年)が抜け出て、CTB亀丸傑選手(同)が右隅にトライ。5分にも、亀丸選手が4人のタックルをかわして右中間にトライしゴールも成功。26-3と差を広げた。

 18分にはモールを押して、途中出場のFL野口裕太選手(2年)がダメ押しのトライで31-10。終了間際に6分間続いた和歌山工の猛攻をしのぎ切り、ノーサイドを迎えた。

 試合後、勝田宗頼監督(49)は「もっと体を当てて、接点に厳しく行ってほしかった」と、あえて渋い表情。「次は明大中野らしい試合を」と話した。

小さい体で16得点 明大中野(3年)亀丸傑(すぐる)選手

 後半に2トライを挙げ、プレースキッカーとしてもゴールキックを3本決めて、全得点31点中16点を1人で稼いだ。大会前に「身長167センチで体は小さくても激しいプレーができると、全国に伝えられたら」と話していた通りの活躍。試合後は「思い切りよくプレーできた」と満足そうな笑みを浮かべた。

 11月の都予選決勝では土壇場でプレースキックを外し、国学院久我山と同点のままノーサイド。試合後の抽選で花園出場をつかみ取った今井快主将に「助かった」と感謝した。「外したことを、みんなにいじられる。もし花園に行けなければ、仲間は気を使って何も言わなかっただろうから、よかった」と話す。

 勝田宗頼監督の評価は「すごく負けず嫌い。勝っても泣くし、負けても泣く」。だが、この日は涙はなかった。「今日の試合運びでは強豪に勝てない。次は相手を圧倒したい」と気を引き締める。

 理数系のコースで将来の夢は数学教師。「中学ラグビー部の先生が熱血教師だった。自分も卒業したら、ラグビーを教えたい」と目を輝かせた。

女子選抜対抗戦も

 ○…開会式直後の第1グラウンドで東日本、西日本の女子選抜選手による対抗戦「U18(18歳以下)花園女子15人制」が行われ、東軍で都内出身の「幼なじみ」の高校2年トリオが出場した。

 5-5で迎えた後半11分、FBの平野優芽選手(東亜学園)がライン参加して勝ち越しトライ。試合終了間際にはLO小西想羅選手(国学院栃木)が、スクラムサイドを突いてダメ押しトライ。17-5で西軍に快勝した。

 2人は小学生時代に杉並少年ラグビースクールに所属。東村山ラグビー少年団のSH秋山歩花選手(国学院栃木)と合同チームで練習や試合をしていた。小西選手と秋山選手は昨年の東西対抗にも選ばれたが、平野選手は初めて花園の芝を踏み、3人がそろった。試合後、平野選手は「得意の形でトライが取れて、一生の思い出」と笑顔を見せた。

和歌山工 反5

 0 0 1 0  3 1 1 0 0  7 10

 T G P D  前 T G P D  後  計

 2 1 0 0 12 3 2 0 0 19 31

明大中野 反12

〔都内版〕

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